有名コーヒーショップの併設や、書籍、雑貨、アウトドアグッズの陳列など、これまでの“カー用品店”とは一線を画すコンセプトで昨年11月にリニューアルしたオートバックスの旗艦店「A PIT AUTOBACS SHINONOME(アピットオートバックスシノノメ)」。同店敷地内に5月10日、電気自動車の草分け的存在である米テスラの直営サービス拠点「テスラサービスセンター東京ベイ」がオープンした。都内在住のテスラオーナーの頼もしい整備・車検拠点として、進化を続けている。◆車検もOKなテスラサービスセンター本拠を構える米カリフォルニアでは、セレブなどからも支持される高級電気自動車の雄テスラ。今回オープンしたサービスセンターは、オーナーを対象に点検・整備を担う施設で、国内では横浜、名古屋、大阪に続く4店舗目となる。テスラではトラブルの際、サポートセンターによるリモート診断とメカニックの現地派遣で対応しているが、そこで解決しないトラブルやパーツ交換、車検などはこのサービスセンターが請け負っている。これまでテスラオーナーが多い都内のオーナーなどは横浜市戸塚のセンターに預けていたが、今後はアクセスに優れるこの「東京ベイ」で軽整備、車検を行えるのだ。ピットの横には3台分の普通充電設備も備えており、今夏には超高速充電器スーパーチャージャーステーションも開設予定。5月25、26日には、オープンを記念してモデルS、モデルXの試乗会を予定している。都心から足を運びやすい同店で、内燃機関車では味わえなかった次世代の動力性能を堪能してみてはいかがだろうか。●試乗会 概要 開催日:5月25(土)・26(日) 時 間:10:00~17:00 所在地:テスラサービスセンター東京ベイ 東京都江東区東雲2-7-20 ※公式ホームページより事前予約制◆変わる客層、変わるカー用品店一方、テスラという自動車業界の先進的なアイコンを纏ったオートバックスも、今後ますます変貌を遂げていきそうだ。テスラオーナーに多い富裕層の来店の増加が見込まれるとともに、すでに先のリニューアルで代官山T-SITEさながらのおしゃれな空間に生まれ変わった店内には、従来の“カー用品店”では見かけなかった客層が着実に増えている。実際、平日の販売フロア2階を訪れてみると、ベビーカーを押したお母さんやファッショナブルな若い女性の姿もちらほら。同社によると、旦那さんに入庫を依頼された奥さんが平日日中に来たり、昼間にお茶をしに来た奥さんに引き連れられて週末に家族揃って来店したりなど、リニューアル後は女性主体の来店客も増えてきているそうだ。もちろん、高圧洗浄機や自動洗車機を備えた洗車場、アルミホイールや車高調、マフラーなどのアフターパーツが揃う3階フロアなど、昔からのクルマ好きに嬉しいサービスもきっちり押さえられている。そして不思議なのが、そうした昔からのクルマ好きも、女性や富裕層といった新たな客層も、店内に違和感なく溶け込んでいることだ。けたたましいエンジン音とオイルの匂い、黒い油汚れがセットだったカー用品店も今は昔。電気自動車にオシャレなコーヒーが備わるアピットのように、クルマ好きはもとよりクルマに乗る全ての人が集まるのが、次代のカー用品店の1つの姿なのかもしれない。
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