東京都町田市にある野津田公園で9月23日、「グリーンフィールドオータムフェスティバルwithフォルクスワーゲン東京町田」が行われ、約65台の新旧フォルクスワーゲンが集まった。今年、市制60周年を迎えた同市が、2019年のラグビーワールドカップ日本大会や2020年の東京オリンピック・パラリンピックなどの開催に向けて、市民活動や地域活動を盛り上げようとする取り組み「まちだ○(まる)ごと大作戦18-20」のイベントのひとつ。ディーラーのフォルクスワーゲン東京町田が協力した。広大な敷地を持つ公園内では、陸上競技場内でのスポーツ体験コーナーを始め、豊かな緑に包まれてのアウトドアコーナー、町田産の食材を味わえる飲食物販コーナー、フリーマーケットなど盛りだくさんのコンテンツがあり、初秋の休日を大人から子供までが楽しんだ。フォルクスワーゲンが集う「カーショー」では様々な年式、タイプの車両40台が展示された。最も多かったのは”ビートル” や”カブトムシ”の通称でも知られる「タイプ1」。その中で目立っていたのは、リアウインドウがまだ2分割だった”スプリット・ウインドウ”の1953年式の車両。こちらはエンジンを2180ccにスープアップしてローダウンするなど、ビンテージもののビートルを”キャルルック”にカスタマイズした異色の個体だった。珍しかったのは、1958年式の『BINZクルーキャブ』。いわゆる”ワーゲンバス”と呼ばれる「タイプ2」をベースにドイツのコーチビルダー「BINZ」社が製造したもので、日本に1台しかないともいわれる超レアな車両だ。異彩を放っていたのは、1942年製造の『キューベルワーゲン』。第2次大戦中にドイツ軍で使用されていた小型軍事車両で、レプリカはあちこちのイベントで見かけるがこれは本物。内外装ともに往時の姿を留(とど)めていた。また、町田市役所に今年から展示して話題となっている1966年製のタイプ2も石阪丈一市長を乗せて登場。内外装やエンジンはレストアされてピカピカ。丸いヘッドライトに白と赤のツートンカラーが愛らしく、ちびっこたちの人気となっていた。この日は芝生広場で「フォルクスワーゲンキャンプ」も実施。ワーゲンバスを中心に、各自テントやタープを張るなどしてのんびりとした1日を過ごしていた。
NA/FDの復刻樹脂パーツや外板パネルに加え、AZ-1用ポリカーボネート製ガラスも!?“長野のレストア職人”駒場豊が描く新たな旧車パーツの未来…マツダファンフェスタ2024 2024.10.24 Thu 13:10