ディーラー、整備工場、中古車販売などアフターマーケットのプロだけが選ぶ「いいクルマアワード2018」の発表が14日、行われた。同時にイードが運営する「e燃費」の計測データによる実燃費で優れた数値の車種を表彰する「e燃費アワード2017-2018」も発表された。「いいクルマアワード」はアフターマーケットのプロだけに行ったアンケートから、「価格の割に良いクルマ コスパ部門」「トラブルが少ないクルマ トラブルレス部門」「リセールバリューの高いクルマ リセールバリュー部門」の順位を集計し、部門ごとの順位をポイントに置き換え、総合ポイントが高かったクルマを最優秀賞とするもの。今年で2回目の開催となる。最優秀賞に選ばれたのは、トヨタ『プリウス』。プリウスは昨年に続き2年連続の受賞だ。受授賞式にはトヨタ 広報部 メディアリレーション室 西川秀之氏が参加し、表彰状とトロフィーを受け取った。西川氏は、受賞のコメントとして次のように語った。「最優秀賞ありがとうございます。プリウスは1997年10月に発売し、昨年20周年を迎えました。当初ハイブリッドは“オタク”のクルマとさえ言われ、モーターやバッテリー、コントローラなど、みなさまにとって慣れない部品、コポーネントでご苦労をかけたかもしれません。しかし、それでも選んでもらえたことは、プリウスが世の中のお役に立てたと思っています。自動車業界は100年に一度の変革期を向かえており、自動車はさらに複雑になろうとしています。IT企業や海外企業など他業種の参入もありますが、オールジャパンでみなさんといっしょに業界を盛り上げてまいりたいと思います」また、今回は最優秀賞の他、ホンダ『N-BOX』が敢闘賞として特別に選ばれた。ホンダからはブランドコミュニケーション本部広報部 稲葉隻氏が呼ばれた。稲葉氏は、「突然の受賞を喜んでおります。N-BOXは、昨年8月末に販売がスタートし、いまでも毎月2万台ほど売れています。これからも、ひとりでも多くの人に乗っていってほしいクルマのひとつですので、メーカーとみなさんのお力で業界を支えていきたいと思います」とコメントした。選考委員長を務めたレスポンス編集人 三浦和也氏は、いいクルマアワードの選考結果の講評を次のように述べた。「今回のアワードではコスパ部門、トラブルレス部門、リセールバリュー部門ともにトヨタ車が多くランク入りしました。マスコミ関係者でもトヨタの評価は高いですが、ここまで強い評価ではありません。しかし、消費者により近い位置にいるみなさんの評価は関係者は意識しないといけないと思いました。敢闘賞に選んだホンダは、各部門の上位にトヨタ車が並ぶなか、メディアからも評価の高いN-BOXがリセールバリュー部門の5位に入り、フィットがトラブルレス部門のトヨタを除いた1位になるなどの躍進を見せたからです」続いて「e燃費アワード2018-2018」の発表だ。e燃費はレスポンスを運営するイードが提供する燃費管理サービス。年間100万件以上の実燃費報告データが寄せられ、毎月、総合部門、新型車部門、ガソリン車部門など8部門の月間実燃費ランキング、カタログ燃費達成率ランキングを決めている。その中から年間ランキングを集計し、それぞれの部門の1位が決定する。今回、総合部門の1位に輝いたのはトヨタ プリウスだった。いいクルマアワードとダブル受賞、また昨年に引き続きの第1位となった。また新型車部門はトヨタ『アクア』が受賞している。再びトヨタ自動車 西川氏が登壇し、表彰状とトロフィーを受け取った。「プリウスは、石油資源問題と地球環境問題という2つの大きなテーマを持って開発されました。現在プリウスの世界累計出荷台数は400万台、トヨタのハイブリッドは1100万台の世界累計出荷台数を達成しました。エネルギーと環境という非常に大きなテーマですが、e燃費アワードというハイブリッド車にふさわしい賞をいただいて非常に感謝しております」総合部門以下8部門の1位は以下のとおりだ。●総合部門:1位トヨタ『プリウス』 ●新型車部門: 1位トヨタ『アクア』(2017年モデル) ●ガソリン車部門:1位ホンダ『フィット』 ●ハイブリッド車部門:1位トヨタ『プリウス』 ●軽自動車部門:1位スズキ 『アルト』 ●輸入車部門:1位BMW『1シリーズ(ハッチバック ディーゼル)』 ●カタログ燃費達成率部門:1位トヨタ『ランドクルーザープラド(ディーゼル)』 ●ディーゼル車部門:1位マツダ 『デミオ(ディーゼル)』 e燃費アワード2017-2018の講評は、イード メディア営業部吉田凌氏が行い、「今回は総合部門、新型車部門ともにトヨタ車の受賞となりましたが、ニューヨークモーターショーで発表されるホンダの新型『インサイト』の新システム、またマイナーチェンジを控えている『アコード』の実燃費をみていると、トヨタ勢との闘いが楽しみです」とコメントした。
NA/FDの復刻樹脂パーツや外板パネルに加え、AZ-1用ポリカーボネート製ガラスも!?“長野のレストア職人”駒場豊が描く新たな旧車パーツの未来…マツダファンフェスタ2024 2024.10.24 Thu 13:10