ホンダは26日、『モンキー』の発売50周年を記念して「モンキー スペシャル・トークショー」をウエルカムプラザ青山で開催。歴代モデルの開発に携わったデザイナー2名が登場し、このマイクロサイズのモーターサイクルの魅力について語った。小泉一郎氏は、東南アジア各国で販売されるモデルをはじめ『モトコンポ』や『モトラ』、『ビート』などのデザインにも関わり、モンキーではカラーデザインを複数担当。小泉氏はモンキーを「僕にとっては、普通のオートバイ」と表現する。「サイズこそ小さいが、部品の構成が通常のモーターサイクルと同じ。それが凝縮された、本物のモーターサイクルだという気持ちでつきあい続けている」と語った。また1978年のモデルでは当時流行していたアメリカンモデルを徹底的に意識して、涙滴型のタンクを採用したことなどを紹介。その後のカラーバリエーションも「すべてが、若者の新しい流行を取り入れて再現した」という。本田技術研究所の二輪R&Dセンター・デザイン開発室に所属する吉村雅晴研究員は、くまモンバージョン発売までの裏話を披露した。くまモンに贈呈するワンオフモデルとして作ったものの、熊本県知事の要請で商品化が決定。「もともとはコストを度外視したスペシャルモデルとして作った。だから量産しろと言われて“どうしよう?”となったが、工場のスタッフとともにがんばって実現した」という。こうした経験から、LPL(ラージ・プロジェクトリーダー)を務めた50周年記念モデルでは、初代モデルのカラーリングを再現するだけでなく、タンクに装着するエンブレムも復刻することにした。これは「やっぱりオリジナルの意匠を残したい」ということになった結果だとか。「(作り手の)自分たちがモンキーファン。自分たちが本当に欲しいものを考えた」とのことだ。「作り手の思い、最先端の若者の思いを込めて作り込むのがモンキーの歴史です」と吉村研究員。トークイベントの最後は、500台限定で販売される「50周年スペシャルモデル」の商談権が与えられる人を選ぶ、公開抽選会がおこなわれた。なおウエルカムプラザ青山では、歴代モンキーを展示中。モンキーの先祖にあたる、多摩テックの遊具として製造された『Z100』や、、これををベースに開発して海外でのみ販売された『CZ100』など、貴重なモデルも見ることができる。この展示は8月29日まで。
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