スウェーデンの商用車大手、ボルボグループは5月17日、自動運転によるごみ収集車の公道走行試験プロジェクトを開始した、と発表した。このプロジェクトは、ボルボグループとスウェーデンの廃棄物リサイクル企業、Renovaが共同で行うもの。自動運転のごみ収集車が、実際に公道を走行する。ドライバーは乗車しているが、基本的に運転操作は行わないため、ごみ収集の作業に集中できる。ボルボグループが開発した自動運転のごみ収集車は、より安全な走行ができるように設計された。ルートはあらかじめプログラムされており、このプログラムに従って自動走行。センサーが障害物を検知した場合、すぐに停車する。また、自動運転のごみ収集車は、環境にも配慮。速度を低く保つなどの設定が施されており、燃費やCO2排出量を抑えた。プロジェクトは2017年の末まで継続される予定。ボルボグループは、「自動運転が交通安全、労働条件、環境などに与える効果を確認していく」とコメントしている。