日産自動車は2月27日、英国ロンドンにおいて、欧州で初となる自動運転車の公道走行テストを開始した。日産は、「インテリジェントモビリティ」戦略を掲げており、自動運転をこの戦略の主要な柱に位置付け。日産は2020年までに欧州、米国、日本、中国向けの複数車種に自動運転技術を搭載する計画。英国ロンドンでの自動運転車の公道テストには、日産『リーフ』をベースにしたテスト車両を使用。市街地という走行環境において、自動運転技術の性能を確認するのが狙い。欧州では、SUVの『キャシュカイ』の改良モデルに、まずは「プロパイロット」を採用する予定。日産自動車の浅見 孝雄 専務執行役員は、「ロンドンの公道における自動運転車の走行テストは、顧客に日産インテリジェントモビリティを提供するというコミットメントに沿うもの」と述べている。