1月4日(北米時間)、ドイツの大手自動車部品会社のボッシュがプレス向けに発表を行った。今年のテーマは「IoTのパーソナル化」。IoTとはInternet of Thingsの略で、「モノのインターネット」と言われている。今までインターネットに繋がっていなかったようなもの、例えば冷蔵庫や電子レンジなどの家電、クルマなどがインターネットに繋がることだ。ステージに立ったのはヴェルナー・シュトルト取締役会メンバー。「シンプルに。繋がっている(Simply. Connected.)」をスローガンとして掲げ、人に寄り添うパートナーとしてのスマートな製品とサービスを提供していくと発表。また、2020年までに世界のIoT市場は2500億ドル前後まで成長すること、家電メーカーでもあるボッシュは、それまでに自社の電子製品をすべてネットワークにつなげるのが目標だと述べた。シュトルト氏はモビリティの改善にも言及。IoTのパーソナル化をクルマにも当てはめ、クルマがアシスタント兼パートナーとなると述べた。例えば、CESでボッシュが展示するコンセプト車両では、運転席に乗り込むとカメラがドライバーを認識、好みに合わせて自動的に様々な設定を調整するという。また、高度な自動運転が現実のものとなった場合、それは「走るパーソナルアシスタント」となると発言。2025年までには年間95時間もの時間を、自動運転によって節約できるようになると同時に、米国だけで死亡事故を年間700件ほど減らすことが可能になると発表した。運転の自動化だけでなく、IoTは未来の都市を形作ると言い、「コミュニケーションベースパーキング」というシステムを紹介。これは走行するクルマが超音波センサーを使い、路上で空いている駐車スペースを見つけ、それをクラウド上で共有するというもの。すでにドイツではテストが始まっているという。その他、昨年のCESでも発表したスマートホームとインダストリアルIoTについても述べ、各場面においての「IoTのパーソナル化」について発表。IoTとしてネットワークに繋がることで、様々なモノが各個人に合わせることを可能とする。最後にシュトルト氏は「ボッシュは生活のあらゆる場面でIoTのパーソナル化を推進する」と述べ、発表会は幕を閉じた。
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