日本自動車工業会の西川廣人会長(日産自動車共同CEO)は12月22日に開いた定例会見で、高速道路の最高速度が来年度にも一部区間で試験的に引き上げられることについて「大いに歓迎したい。協力できるところはしていく」との認識を示した。西川会長は「実行段階ではいろいろ慎重な実行が必要だと思う」としながらも、「交通の流れ、流量を上げて効率を上げて、その利便性を確保していくという意味では大変良い方向」と述べた。さらに「この方向で進めて頂けることは自工会としても大いに歓迎したいと思っている。協力できるところはしていくと考えている」と話した。警察庁は2016年3月、高速道路の最高速度に関して安全性の条件を満たす区間に限り、現行の100km/hを120km/hへ引き上げを認める方針を示した。この方針に基づき新東名および東北道の一部区間で2017年度にも最高速度を110km/hに引き下げて試験的に運用することが10月に公表されている。