インド自動車工業会は11月10日、インド国内の10月の新車販売の結果をまとめた。乗用車と商用車を合わせた総販売台数は、34万6246台。前年同月比は6%増と、16か月連続で前年実績を上回った。10月実績をメーカー別で見ると、インド乗用車市場でトップシェアを誇るスズキのインド子会社、マルチスズキが、インド国内で12万3764台を販売。前年同月比は2.2%増と、4か月連続のプラスとなった。車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『セレリオ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『ディザイア』『バレーノ』などが、合計で9万2886台を販売。前年同月比は5.2%減と、4か月ぶりに減少した。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、小型MPVの『エルティガ』や新発売の『Sクロス』を含めて、10月はセグメント合計で1万8008台を販売。前年実績に対しておよそ2倍と伸び、18か月連続で増加した。これは、新型SUV『ヴィターラ・ブレッツァ』投入の効果。トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)が発表した10月のインド国内新車販売台数は、1万2625台(輸出を含む)。前年同月比は7.2%減と、7か月ぶりに前年実績を下回った。10月実績の1万2625台の内訳は、インド国内販売分が1万1651台。前年同月比は6.1%減と、6か月ぶりのマイナス。そんな中、5月に発売した新型ミニバン、『イノーバ クリスタ』は引き続き好調。ホンダのインドにおける四輪車生産販売会社、ホンダカーズインディアリミテッドが公表した10月のインド新車販売台数は、1万5567台(輸出を除く)。前年同月比は22.8%減と、12か月連続の前年割れ。小型セダンの『シティ』が6378台で、13か月連続の最量販車に。4月にインド市場に投入されたばかりの新型SUV、『BR-V』は1070台を販売している。
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