米国の『グリーンカージャーナル』誌は11月8日、「2017グリーンカーオブザイヤー」の最終選考5台を発表した。同賞は今年が12回目。米国の中で、最も環境意識が高いとされるカリフォルニア州のロサンゼルスモーターショーで、毎年発表されている。米国在住のジャーナリストが、2015年秋から2016年秋までの1年間に米国で発表された新型車の中から、最もエコな1台を選出する。最終選考に残った5台は、以下の通り。●BMW330e iPerformance●シボレー・ボルトEV●クライスラー・パシフィカ●キア・オプティマ●トヨタ・プリウス・プライム(新型プリウスPHV)5台の中で、日本車は新型トヨタ『プリウスPHV』のみ。新型の米国EPA(環境保護局)予想の換算燃費(PHVやEVなど電動パワートレイン車に適用)は、133MPGe(約56km/リットル)。トヨタによると、米国市場で最も燃費性能に優れるという。残る4台のうち、BMW『330e iPerformance』、クライスラー『パシフィカ』、キア『オプティマ』の3車種は、PHV(オプティマはハイブリッドも設定)。残るシボレー『ボルトEV』は、EVとなる。ここ数年の結果は、2010年がGMのPHV、シボレー ボルト、2011年が新型ホンダ『シビック』の天然ガス仕様、「シビック・ナチュラルガス」、2012年はフォード『フュージョン』、2013年はホンダ『アコード』、2014年はBMW『i3』、2015年は新型シボレーボルト(PHV)が栄冠に輝いている。