パテント・リザルトは10月28日、独自に分類した「自動車部品」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「自動車部品業界 特許資産規模ランキング」をまとめた。2015年4月1日から2016年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計。その結果、1位 デンソー、2位 日本精工、3位 矢崎総業となった。1位デンソーの注目度の高い特許には、「車両用空調装置に適用されるヒートポンプサイクルにおいて、除霜運転時に外部熱源から供給される熱を有効に利用することができる技術」や、「排気ガス等の温度を測定する温度センサにおいて、接続信頼性と生産性を両立させる技術」などが挙げられる。2位の日本精工は、昨年の5位から3ランクアップ。「パルス幅変調(PWM)駆動方式を採用したモータ制御装置において、制御用電源電圧が不足した際のインバータ素子短絡を防止することができる技術」や、「簡便な構成でねじ軸の直動案内をスムーズに行うことができるアクチュエータ」などが注目度の高い特許として挙げられる。3位の矢崎総業も昨年6位から3つ順位を上げた。注目度の高い特許には「振動下に置かれても破損することがなく、車が水没しても内部に水が浸入することのない端子台」や「車両の電源ボックスに用いられるヒューズに関し、部品点数の削減、省スペース化に貢献するとともに、連鎖ヒュージブルリンクとの部品共用も可能にする技術」などが挙げられる。そのほか、NTNやKYBなどが前年から順位を上げ、上位10社にランクインしている。
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