国土交通省は、高速バス&カーシェアリングで観光振興を図る社会実験を実施すると発表した。実験参加者を募集する。国交省では、今年3月から「モーダルコネクト検討会」を設置し、道路ネットワークを有効活用しながら、交通モード間の接続(モーダルコネクト)を強化する施策について検討している。この取り組みの一環として、高速バス停周辺のP&R駐車場などにカーシェアリング車両を配備して、高速バス利用者に観光で利用してもらい観光振興など、地域活性化を促進するもの。高速バスとカーシェアリングの新たな連携を実現するための「高速バス&カーシェアリング社会実験」を開始する。今回実験を実施するにあたって中地方整備局管内に営業拠点を持つ高速バス事業者とカーシェアリング事業者で構成するグループを公募する。受付期間は10月14日から10月31日まで。社会実験は、2017年10月までほぼ1年間実施して、観光客の行動範囲の拡大効果、利便性向上効果、高速バス&カーシェア導入時の課題などを検証する。