住友ゴムは、タイにおけるタイヤ製造・販売子会社であるスミトモラバータイランド(SRT)が10月5日、操業10周年記念式典を開催したと発表した。SRTは2006年11月に生産を開始し、現在は住友ゴムグループの中で最大の生産能力を誇る。2014年4月には同社グループとして海外初となる農業機械用タイヤ工場を開設し、生産を開始。操業以来、タイ国内だけでなく180を超える国に製品を供給しているほか、環境との調和を図るために環境マネジメントシステムを運用するなど、環境負荷の低減に取り組んでいる。当日は工場内で仏教式典を行ったほか、近郊のホテルで開催した記念パーティーには県知事、関係官公庁、協力企業、取引先、工場関係者、住友ゴムの池田育嗣社長など総勢約300名が出席。池田社長は「SRTは操業以来、着実に生産を拡大してきたが、規模だけでなく安全・品質・コストでも世界最大級のタイヤ工場にふさわしい体制を築き、今後もタイ経済の発展に貢献していきたいと考えている」と挨拶した。