エルシーアイは、2シーターミッドシップスポーツ、ロータス『エキシージ スポーツ 350』および『エキシージ スポーツ 350 ロードスター』を8月1日より発売した。新型モデルは、従来モデルの『エキシージS』から大幅な軽量化を目指し、ルーバー装着のテールゲートパネル導入、バッテリーやエンジンマウント、HVACパイプの軽量化、シフトノブを露出したセンターコンソール、防音材の最適化などを実施。クーペスタイルのスポーツ 350は、エキシージSよりも51kg軽い1125kg、ロードスターはさらに10kg削ぎ落とした1115kgの軽量ボディを実現した。パワーユニットは、『エキシージS』同様、最高出力350ps、最大トルク400Nmを発生する3.5リットルV6スーパーチャージャーを搭載。6速MTとの組み合わせで、0-100km/h加速3.9秒、最高速274km/hを達成する。また、コンピューターによるギアチェンジの最適化によって0-100km/h加速を3.8秒に短縮する6速ATも用意する。エクステリアでは、リアウィングとフラットな底面など、空気力学に基づいたスタイリングを採用し、160km/h走行時に42kgのダウンフォースを発生。インテリアでは、1976年の『エスプリ S1』以来となるタータンインテリアを採用。レッドまたはイエローの軽量スポーツシートやドアパネルで、キャビンに伝統的な風を吹きこんでいる。また、サスペンションは硬めのダンパーと改良されたジオメトリーにより反応性を高め、低めの重心や4ピストンのブレーキキャリパーの効果も加わって、ロータスのテストコースでエキシージSよりも2.5秒速い1分29秒8のラップを刻む。エレクトロニック・スタビリティ・プログラム(ESP)には、「ドライブ」「スポーツ」「レース」「オフ」の4モードを用意。「スポーツ」「レース」モードはトラクションスリップの閾値がより高く、制御が入るまでのドリフト角がより広くなる。価格はクーペ、ロードスターともにMTモデルが972万円、ATモデルは1022万7600円。
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