今週末にも始まる長期にわたる夏季休暇を前に、自動車各社の2026年度第1四半期の決算発表が相次いでいるが、このうち、経営再建中の日産自動車が公表した2026年4~6月期の連結決算は純損益が37億円(前年同期は1157億円の赤字)となり、4~6月期として2年ぶりに黒字を確保したという。
きょうの各紙にも「日産、2年ぶり黒字、37億円、コスト削減・円安寄与、4~6月期」(産経)などと報じているが、決算会見にはイヴァン・エスピノーサ社長が出席。中国市場などの厳しい環境から、2027年3月期の世界販売の見通しを当初計画の330万台から4.5%減の315万台に引き下げたが、「米国や国内市場で販売が伸びて進歩の兆しがみられており、(Re:Nissan=経営再建計画が)順調に進んでいる」などと強調した。
日産の4~6月期の売上高は前年同期比9.5%増の2兆9642億円。販売台数は0.9%減の70万1000台となったものの、円安傾向や価格改定によって増収を確保。苦戦してきた国内の販売台数についても、昨年秋に発売した軽自動車『ルークス』や今年1月に発売したEV『リーフ』などの新型車が好調で、1.3%増の8万8230台に上向いた。
決算会見では、6月に投入したSUVの『キックス』の受注が1万1000台、7月に発売した新型の高級ミニバン『エルグランド』も8000台を超えたことも明らかにした。
きょうの日経も「日産、販売底入れで黒字、8四半期ぶり」とのタイトルで「販売の努力に実績がついてくるのは3~4年ぶりに味わう感覚だ」との日産系販売会社の幹部のコメントを掲載。メディアが日産関連の前向きの記事を伝えるのも久しぶりのことでもある。

2026年8月4日付
●熊本地震1週間、高齢者施設873か所被害、住宅は1.2万棟超す (読売・1面)
●日産2年ぶり黒字、37億円コスト減や円安、4~6月期 (読売・7面)
●円買い介入日米が発表、一時155円台「今後も躊躇せず」(朝日・1面)
●再生鉄の自動車鋼板定着目指す、東京製鉄奈良暢明社長 (朝日・6面)
●熊本の半導体製造素早い復旧、部品供給停滞、自動車に打撃 (朝日・7面)
●日野自動車、1万3471台リコール (産経・18面)
●車中泊指定地利用低迷、被災者の生活圏外に設定 (産経・20面)
●地震影響、ホンダ四輪車生産停止へ (東京・4面)
●日本発「軽」EV欧州に商機、スズキが輸出、中国勢対抗(日経・1面)
●ラッコ襲来、BYD、地方がEV主戦場、自宅充電商機広がる、給油所半減、揺らぐ「国民車」軽の前提(日経・14面)
●トヨタ系、商用車サブスク、小規模法人、税務を簡素化 (日経・15面)
●三菱自、円安頼みの増益、4~6月純利益91%増、東南アジア苦戦(日経・15面)
●ニフテック、中国工場人員半減に(日経・15面)
●いすゞ純利益23%増、4~6月、価格転嫁や円安寄与(日経・18面)


