東武伊勢崎線にある桁下の低いガード、牛田駅近くの“行灯クラッシャー”に続いて紹介するのは、東向島~鐘ヶ淵の中間付近、やや鐘ヶ淵寄りにある「第2墨田通り架道橋」。防護ゲートには「注意桁下2.1M」と書かれているが、交通標識は「2.0m」となっている。
トヨタのミニバン、『ヴェルファイア』の全高が1945mm、17インチタイヤを履いても1935mmなので、最徐行で通過だ。『ノア』の2WDなら1895mmなので車体が上下に跳ねなければ余裕があるが、4WDだと1925mmなのでより慎重に走行しなければならない。『ランドクルーザー300』や『250』も1925mmなので、ルーフラックなど装備していない素の仕様なら通れる。
場所は墨田区墨田2丁目(西側)と3丁目(東側)との間。住宅地の中にある路地なので、たとえガード下を通れる高さでも車幅のある車だと行きにくい。首都高速6号線下り向島出口から迷わなければ5分ぐらいで到達する。付近にコインパークはないので、車を止めて観察するなら駐車場の下調べが必要だ。徒歩だと鐘ケ淵駅から6~7分。
ガードは線路が高架の東向島から地平の鐘ケ淵へ降りる途中にあり、充分な桁下高さを確保しにくかった模様。鐘ケ淵寄りには歩行者用通路の桁下1.9mていどのガードもある。桁下高さをこれ以上に高くすると線路の勾配が急勾配になり、勾配を避けるためには鐘ケ淵以北も高架にしなければならない。
近くの立ち寄りスポットとしては玄人好みのものがいくつかある。鐘ケ淵駅前の踏切は古代東海道の道筋、ガード付近の東側がかつて玉の井と呼ばれていた地域で、東向島駅下の東武博物館には、1951年富士重工業製、日産製エンジン搭載のキャブオーバーバスが展示されている。一般の路線バスとして使用されたガソリン車としては最終期のものだという。入館料は交通系電子マネー利用で200円。館内に供食施設はないが、休憩コーナーで持ち込みの飲食は可能だ。
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タクシーは頭上注意! 桁下1.7mの低いガード…東武線・牛田付近
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