キャンピングカーの製造販売をおこなう「ケイワークス」が3月3日、東京地裁へ破産を申請した。東京商工リサーチによると、負債総額は2023年12月期決算時点で約17億7600万円にのぼるという。
ケイワークスは1998年に中古車販売として創業。キャンピングカーの製造販売は2009年頃に開始し、自社ブランド「AURORA(オーロラ)」シリーズなど、多数のキャンピングカーを手がけてきた。ラグジュアリーな空間づくりを特徴とし展示イベントでも目玉車種を次々と発表し人気を集めていた。
東京商工リサーチによると、アウトドアブームにも牽引され2022年12月期には約19億1000万円の売上高を計上したが、車両のベースとなる主力車種が認証不正問題で一時生産ストップとなったことも影響し、納入遅れが発生。その後も業況の回復の兆しはなく、資金繰りが限界に達した。