メルセデスAMGは、サウジアラビアの新都市キディヤシティに世界最大級の体験施設を開設する計画を発表した。今後10年以内(2035年まで)にオープンする。この施設は「メルセデスAMG ワールド・オブ・パフォーマンス」と名付けられ、約4万5000平方mの広大な敷地に9階建ての建物が建設される。
キディヤ・インベストメント・カンパニー、メルセデスAMG、そしてメルセデスAMGペトロナスF1チームの3者が協力して進めるこのプロジェクトは、自動車ファンやレース愛好家にとって画期的な体験を提供することを目指している。
施設内には、メルセデスAMGの歴史や技術、そして8度のF1コンストラクターズチャンピオンを獲得したF1チームの魅力を伝える様々な展示やアトラクションが用意される。中でも注目されるのは、メルセデスベンツの伝説的なレーシングカーの進化を体感できる最新のダークライドや、F1レースのスタートグリッドに立つドライバーの体験ができるGフォース体験装置だ。
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また、60台以上の最新シミュレーターや4Dシミュレーター劇場も設置され、若い来場者向けには自分だけのレースカーをデザインできるインタラクティブな学習体験も提供される。
さらに、この体験施設はキディヤシティ内に建設予定の「スピードパークトラック」というレーシングサーキットのスタート/フィニッシュライン付近に位置し、実際のサーキット走行体験も可能となる。ここでは、最新のメルセデスAMGモデルを専門インストラクターの指導のもと、限界まで走らせることができる。
施設の屋上には、スピードパークトラックを一望できるVIPラウンジも設けられ、高級料理を楽しみながらキディヤシティやトゥワイク山脈の絶景を楽しむことができる。
今後1年以内に、さらなる魅力的な施設の詳細が明らかにされる予定だ。