ルノーは、クラシックカーの愛好家やコレクター向けの新しいサービス「The Originals Renault Services」をフランスで展開すると発表した。将来的には、このサービスを国際的に展開し、他国にもアフターサービス拠点のネットワークを広げていく。
2022年にルノーは、クラシックカー登録証の取得を可能にする車両適合性確認サービスを開始した。これにより、オーナーは車両の工場出荷日、シャシー番号、エンジン・ギアボックス番号、色、オプションなどの証明書を入手できるようになった。
今回の新サービスでは、クラシックカーに精通したルノーのアフターサービス拠点ネットワークを通じて、スペアパーツの調達が可能になる。さらに、スポーツカー、内装、一般車両などの分野に特化したブランドの長年のパートナー企業とも連携している。
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また、ルノーのアーカイブから50種類の修理マニュアルが無料で公開され、オンラインチュートリアルも提供される。これにより、コレクターは自身でクラシックカーの整備や修理を行うことができるようになる。
ネットワークの専門知識も活用可能になり、フランス国内では8つの拠点がすでにトレーニングを受け、顧客を受け入れる準備が整っているという。ルノーは、このサービスを段階的に拡大し、フランス全土で25拠点まで増やす計画だ。これにより、国土の80%をカバーし、コレクターは自宅から100km以内で専門家を見つけられるようになる。
将来的には、このサービスを国際的に展開し、他国にもアフターサービス拠点のネットワークを広げていく予定だ。