トヨタ博物館は、今年で誕生から70年を迎える『クラウン』の歴史を振り返る特別企画展を、3月1日から開催すると発表した。
トヨタのクラウンは、1955年に販売が開始されて以来、国産最長寿の乗用車として16代にわたり続いている。クラウンの原点には、豊田喜一郎の「大衆乗用車をつくり、日本の暮らしを豊かにしたい」という想いがあった。
この企画展では、クラウンの歴史を創業期、成熟期、変革期の3つの時代に分け、全16代の車両を展示する。
創業期には初代トヨペット クラウン RS-L型(1958年)から4代目トヨタ クラウン MS60型(1972年)まで、成熟期には5代目トヨタ クラウン セダン MS85型(1975年)から8代目トヨタ クラウン ハードトップ MS137型(1988年)まで、変革期には9代目トヨタ クラウン ハードトップ JZS143型(1992年)から16代目の最新モデルまでが紹介される。
![](/imgs/zoom/108193.jpg)
また、特別展示として、トヨペット マスター RR型(1955年)やトヨペット クラウン RSD型の豪州ラリー仕様(1956年)なども展示される予定。展示車両は期間中に入れ替えが行われる。
この企画展は、2025年3月1日から8月3日まで、トヨタ博物館の文化館2階企画展示室と1階エントランスで開催される。クラウンが70年にわたり「継承」と「革新」を繰り返しながら、日本の暮らしに寄り添ってきた歴史を体感できる貴重な機会となる。