三重県は1月21日より、「道路空間を活用した路上カーシェアリング社会実験」実施する。カーシェアリングステーションは、いずれも道路上である津駅東口駅前ロータリーおよび県道津停車場線(19号)上の2か所に開設される。運営はそれぞれ2台ずつ。
この社会実験の目的は、三重県の津駅東口周辺において、公共交通を補完する交通手段としてカーシェアリングのニーズがあるかを確認し、道路空間再編にかかわる検討を行なうため。同時に、路上カーシェアリング導入による駅周辺の賑わい創出、および交通利便性の向上を図る目的で実施する。
この社会実験にタイムズモビリティがカーシェアリング事業者として参加する。利用にあたっては「タイムズカー」の会員登録が必要となる。タイムズモビリティは車両配備および運営のほか、カーシェアリングステーションの維持管理、検証に必要な利用データ・走行データの提供、利用者アンケートの実施、タイムズカー会員への告知活動などで協力する。
地方自治体による道路空間へのカーシェアリングステーションの開設は、国内初だ。タイムズモビリティはすでに東京(2か所)、仙台(1か所)、大阪(5か所)の路上カーシェアリングに協力しているが、実験主体はいずれも国交省だ。