カーメイトは10月29日、タイヤチェーンブランド「BIATHLON(バイアスロン)」から、新型非金属タイヤチェーン「バイアスロン・イージーフィット」を発表した。今シーズンは数量限定での販売となる。
「イージーフィット」の最大の特徴は、力をほとんど使わずにタイヤに装着できる点だ。これを可能にしているのが、2つの「セルフフィットリール」。このリールは、車を移動させることでワイヤーが巻き取られ、自動的にチェーンがタイヤにフィットする仕組みになっている。
従来の簡単取り付け非金属チェーンでは、タイヤサイズや空気圧によっては装着に力を要することがあった。しかし「イージーフィット」では、2か所のリールにあるワイヤーを伸ばしてフックにかけて巻き取り操作をするだけで済む。締め付けるハンドルなどの工具も不要で、作業性が向上している。
環境への配慮もこの製品の特徴の一つだ。表側の金属パーツやスパイクピンを削減し、収納ケースには布製のソフトタイプを採用。これにより、従来のPPハードケースと比較して1ペアあたり約1.2~1.4kgのプラスチックを削減している。
さらに、タイヤとの隙間を極力少なくする新構造を採用し、走行時の乗り心地向上も図っている。トレッドのリブを深くすることで、アイスバーンでのグリップ力も維持している。
カーメイトは、この「イージーフィット」で、タイヤチェーン装着の煩わしさを解消し、より多くのドライバーに冬の安全運転を促進することを目指している。