往年のダットサンなど銀座を走る…交通安全運動クラシックカーパレード | CAR CARE PLUS

往年のダットサンなど銀座を走る…交通安全運動クラシックカーパレード

イベント イベントレポート
2024年秋の全国交通安全運動 築地~歩行者 SAFETY ACTION~クラシックカーパレード
  • 2024年秋の全国交通安全運動 築地~歩行者 SAFETY ACTION~クラシックカーパレード
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2024年秋の全国交通安全運動(9月21~30日)が始まった。東京・築地警察署では初日となる9月21日、築地や銀座周辺で交通安全パレードを行い、全日本ダットサン会の協力により『フェアレディZ』や『ブルーバード』などが隊列を組んだ。

交通安全の啓発イベント「令和6年 秋の全国交通安全運動 築地~歩行者 SAFETY ACTION~」の一環。

銀座松竹スクエアで式典が開かれ、1日警察署長をフリーアナウンサーの中田有紀が務めた。交通安全トークショーや交通少年団による模範横断、銀座中学校吹奏部による演奏などが行われ、全日本ダットサン会とその友好クラブの車両15台が展示された。

午後3時半頃から交通安全パレードが始まった。

ダットサン『17型フェートン』(1938年)は、全日本ダットサン会の佐々木徳治郎会長の愛車。まだ陸運支局名もない「5」から始まる東京ナンバー付きだ。日産『フェアレディ280Z』(1973年)は北米仕様で、巨大な”5マイルバンパー”が備わる。『240RS』(1982年)は、当時WRCに参戦するために開発されたラリー競技専用のホモロゲーションモデル。ベースは3代目『シルビア』だ。

新車以来のシングルナンバーを付けたのは、トヨタ『2000GT』(1967年)。前任者から現オーナーが譲り受け、全てをバラした後にボディワーク以外は自力でレストアしたという渾身の個体である。このほか観音開きのドアが特徴の初代トヨタ『クラウン』や、ダットサン『1000』、『サニークーペ』、『バイオレット』などが隊列を組んだ。

また、パレードの先頭を務めた6代目の『セドリック』も貴重な車両。年頭視閲式などの警察行事に使用されるオープンカーで、グレードはV30E。こちらも年代物であり、「いつ引退するか分かりませんからたくさん撮ってください!」と現場の築地署員。オドメーターは40600kmを示していた。

パレードは築地4丁目~八丁堀駅前~鍛冶橋~数寄屋橋~銀座4丁目と回り、「飲酒運転はやめましょう!」のステッカーを貼った往年の名車が交通安全をアピールした。高級車や外車の多い場所柄だが、時ならぬクラシックカーや名車の隊列に沿道の買い物客や外国人観光客らもびっくりした様子。オープントップのはとバスの乗客から手を振る姿も見られた。

佐々木会長も元気に訴えた。「古いクルマは大事に乗っているから事故は起きません。そんな模範的なドライバーばかりです。クラシックカーは常に交通ルールを守り、安全運転を心がけています。86年前のダットサンも交通事故を起こさず、ここまで来ました。皆さんも事故に遭わず、起こさずにしましょう!」

《嶽宮 三郎》

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