毎年恒例になっているソフト99のスプリングフェアが東京で開催された。関係者が集まる中、2024年のニューモデルの紹介や施工のデモを実施。洗車・メンテナンスの作業をもっと簡単&効果的にする新アイテムの登場もあり注目の発表となった。
毎年、洗車ユーザーをくすぐる注目の新商品を発表してくるソフト99。クルマの洗車をユーザー目線で考えて、もっとスマートに、もっと手軽に、もっと美しくといったニーズを見事にくみ取った製品群が続々出てくる注目のメーカーだ。そんな同社が2024年の新製品をまとめて展示するスプリングフェア2024を開催、早速取材に訪れた。まずは既存商品などがズラリと展示され、あらためてソフト99製品のラインアップの豊富さを感じさせられた。
そんな中、もちろん注目したのは2024年の新アイテム。真っ先にチェックしたのはALAUNEN(アラウネン)と呼ばれる新シリーズ。同シリーズにはシャンプー、クロスがラインアップされ、いずれも従来品には無かった要素をプラスアルファすることで、使いやすさを徹底追求したのが特徴となった。
まずは派手なパッケージが目立つクロスの施工を体験してみた。新登場したのはARAUNENシリーズのヤワラカイザー(柔帝王)洗浄用クロス/吸水用クロスの2種類。ヤワラカイザー洗浄用クロスはその名の通り洗車時に用いるクロスで素材にポリエステルを使うことで細くて毛足が長い繊維が特徴。シャンプー時に用いると滑りが良く使いやすいのが実際に使って見ると良くわかった。
さらに長方形のクロス両端にはデュアルポケットと呼ばれる手が差し込めるスペースが設けられているのも特徴。ここに両手を差し込めば泡だったシャンプーを両手ですくい上げ、そのままボディの上に広げることができるのが便利! さらにボディを洗浄する際にも両手を使って後半にクロスを移動させることができるのも使い勝手が良い。加えて折り畳んで使えばミトンのようにも使える。広い部分から細かな部分まで、さまざまなアレンジで洗浄できる洗浄クロスとなった。
一方のヤワラカイザー吸水用クロスはその名の通り吸水性能をメインにした拭き上げ用のクロスだ。長さ100cmの細長い形状が独特。素材にはポリエステルとナイロンを混紡したいわゆるマイクロファイバー素材を用いているため吸水性は抜群。こちらも両端に手を入れて広げられるポケットを装備、広い範囲を一気に拭き上げることができるのが嬉しい仕様だ。
さらに大判の拭き上げクロスの中には吸水すると大きすぎて絞れないものもあるが、このアイテムはちょうど絞れるサイズに設定。約1Lの吸水能力を誇り、ボディなどの拭き上げのスピーディさも際立つアイテムとなった。
ALAUNEN(アラウネン)シリーズのもうひとつのアイテムがアワテクシャンプー。濃縮タイプのシャンプーで100倍の希釈タイプ(容量800ml)。使いやすさのポイントはポンプ式の採用だ。従来、濃縮タイプのシャンプーはキャップなどを使って計量するアイテムが多く、使用後にシャンプー液が垂れるのが気になるユーザーも多かったのは事実。対してポンプ式はいつもきれいに使えるのが魅力だ。しかも定量吐出(1ストロークで5cc)なので使うシャンプー液の量もポンプを何回動かすかで決まるのでわかりやすい。ちなみに1Lのシャンプー液を作るのに2ストローク(5cc+5cc=10cc)でOK。いつも一定の濃度のシャンプー液が作れる。
さらに実際に使用すると泡立ちの良さが際立っているのがわかる。しかも泡の持ちが良く、ずっとフワフワの泡がキープされるので優しくボディを泡で包み込んで洗車するにも絶好。泡を手ですくってみてもしっかり形状を保つ強固な泡が見られた。しかもさっとすすげる性能も兼ね備えているので使いやすさも抜群。
次に注目したのは近年量販店などで売り場面積がどんどん拡大中のヘッドライトの曇りクリーナー。新製品としてデモされたのは眼神(MEGAMI)ヘッドライトリフレッシュ。ヘッドライトの黄ばみや白ぼけをクリアに蘇らせるアイテムだが、使いやすさと効果の高さを両立させたのが特徴。一般的にヘッドライトのリフレッシュはクリーナーとコーティングがペアになっている。クリーナーには研磨剤を使って汚れを削り落とすタイプと溶剤で表面を溶かすタイプの2つに大別される。しかし眼神(MEGAMI)ヘッドライトリフレッシュは弱い溶剤で溶かしつつ研磨するという独自のクリーナーとしたのが特徴。溶剤の攻撃性が弱くボディへのダメージも無いためマスキング処理も不要。しかも研磨剤だけのクリーナーのようにゴシゴシこすらなくてもさっとこするだけでヘッドライトがクリーンになるので作業も手軽。約6カ月の耐久性も備える。
そして最後にチェックしたのがコーティング施工車 クレイクリーナーだ。洗車用の粘土クリーナーを使ってボディの鉄粉などを除去する手法は洗車好きのユーザーなら誰もが経験済みだろう。しかしこのクレイクリーナーは研磨材を含んでいないのが特徴。そのためコーティング処理をしたボディに用いても鉄粉などは除去するがコーティング皮膜は落とさない。もちろんコーティング車以外でもボディへのインパクトの少なさを考えれば積極的に使いたいアイテムだ。施工のデモでは実際に従来形の研磨材を含む粘度クリーナーで施工した場合の比較を確認できたのだが、クレイクリーナーで処理したパネル面は明らかにコーティング皮膜が残り撥水効果がキープされているのが目視できた。
ソフト99が2024年にリリースする新製品の数々、洗車好きのユーザーのみならずクルマをいつもきれいにキープしておくには絶好のアイテムが揃った。どんどん進化を続けるクルマの洗車アイテム、簡単で効果的なソフト99製品を使ってクルマの洗車を楽しもう。