ビズピットは、3月5日から7日まで東京ビッグサイトで開催される「第21回国際オートアフターマーケットEXPO 2024」(IAAE 2024)に出展する。同社は自動車整備工場向けに、大手メーカーでの用品事業開発経験を活かしたITサービスを提供している。
●町の整備工場にITを導入
具体的には、業務の自動化、整備工場の建て替え、事業承継支援、整備履歴の分析による利益改善、月額制メンテナンスパック、補助金申請支援、整備工場検索サイトの運営など多岐にわたる。中でも、Googleの無料ITサービスを活用した事例では、地方の整備工場で530万円の売上増加が見込まれたという。
ビズピットのブースでは、これら無料ITサービスを用いた経営方法を具体的に紹介する。
●月額制メンテナンスパック「ピットチケット」
またビズピットは、月額制メンテナンスパック「ピットチケット」を展開している。ピットチケットは、毎月一定の月額料金とし、個別に点検・整備を 受けるよりもお得な料金で、自動車オーナーが選んだ整備工場でメンテナンスを受けられるようなサービス。
ウェブサイトからサービスを申し込む=ピットチケットを購入すると、点検・整備時期に電子チケットが届く。ユーザーはサービスを申し込んだ工場で点検・整備を受ける、という仕組み。自動車の点検・整備が車検前に集中しており、日常のメンテナンスが疎かになりがちな現状が背景にある。
いっぽうピットチケットは、メーカー系列に依存しない自動車販売整備店でも利用可能で、顧客は次回車検までのメンテナンス費用を分割で支払える。これにより、中小整備工場は顧客の固定化を図りつつ、従業員を増やさずに経営の効率化を実現できる。
自動車業界では、「利用」の利便性が重視される傾向にあり、故障の未然防止というニーズが高まっている。ビズピットは、このような市場の変化に対応し、自動車整備工場の経営者にとって必要不可欠なサービスを提供し続けることで、業界の発展に貢献していく。