スポーツカーメーカーのポルシェは、75周年を記念して、全世界の重病を抱える子供たちの夢を叶えるプロジェクトを始めた。既に75人の子供たちの願いが叶えられたという。
ポルシェは、75周年を記念して、Make-A-Wishに1800万ユーロを寄付した。Make-A-Wishは1980年に設立され、これまでに50カ国で55万人以上の子供たちの願いを叶えてきた。ポルシェの寄付は、全世界の重病を抱える356人の子供たちの願いを叶えるために使われる。
既に75人の子供たちの願いが、Make-A-Wishとポルシェの協力によって叶えられている。例えば、18歳のエヴァンは、化学療法の治療を受けながら、自分の初めての車であるポルシェ944を修復する夢を持っていた。ポルシェの支援により、その夢は叶った。また、脳腫瘍と診断された17歳のレオンは、森でのサバイバルトレーニングを体験するという大きな願いを叶えた。
ポルシェの取締役会議長オリバー・ブルーメ氏は、「ポルシェは夢を象徴しています。我々にとって、経済的成功と社会的責任は一体である」と述べている。そして、Make-A-Wishとのパートナーシップを通じて、困難な時期にある子供たちとその家族に希望を与えたいと語った。
Make-A-WishインターナショナルのCEO、ルチアーノ・マンゾ氏は、「ポルシェの75周年の祝賀会に参加できることを光栄に思います。2023年だけでも、ポルシェは75人の重病を抱える子供たちの人生を変えるのに貢献してきました。これからも一緒に働き、お互いを刺激し、何よりも子供たちの願いを叶えていきたいと思います」と述べている。