1/64スケールクラスのサイズで、独創的なミニカーを世に送り出すアメリカ生まれのミニカーブランド「ホットウィール(Hot Wheels)」。12月は世界的コレクターにちなんだオンライン限定アソートや新旧多彩なバリエーションなど、総数35台の新車種情報に注目したい。
オンライン限定!「ブルーワンダー」がセットになったマニア垂涎の4台【プレミアムコレクターセット】
注目はオンライン限定の「プレミアムコレクターセット」。アメリカのコメディアンで、熱烈なカーマニアとして知られるジェイ・レノのコレクションにフォーカスした『ジェイ・レノズ・ガレージ』からのセレクトだ。
トランスポーターは「1955 メルセデス・ベンツ・ブラウエス・ヴンダー」。メルセデスの伝説的レーシングカーを運び、青い奇跡(ブルーワンダー)を意味する名を持つ積載車はそれ自体も人気の存在で、さまざまなスケールでミニカー化されているが、1/64スケールはまず見かけない。今回はニューキャスト(新金型)で、個性的なフォルムを再現している。
そのブルーワンダーとセットになる3台は「2017 フォードGT」「フォード・シェルビー GT350R」「ジェイ・レノ・タンクカー」。このタンクカーと呼ばれるカスタムモデル、正式にはブラストレーン・スペシャルという車名で、戦車のエンジンを用いたワンオフカーだ。
リッチなガレージを思わせる背景を描いたクールなウインドウボックス仕様で、そのままディスプレイとしても鑑賞できるが、トランスポーターに好きなミニカーを乗せて眺めるのもまた一興。いろいろな楽しみ方ができそうなセットとなっている。Amazonや楽天ブックスから購入可能なのでぜひチェックしてほしい!
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大人気のヤクザベンツと魔改造軽トラの2ndカラーに注目!世界一美しいあのハイパーカーも登場【ベーシックカー】
スタンダードなベーシックカーからは、2ndカラーをまとって登場する2台の大人気車種に注目したい。「’89 メルセデス・ベンツ 560SEC AMG」は、独立チューナー時代のAMGが、メルセデス560SECをベースとして製作。エンジンを5.6リットルから6.0リットルへ拡大してDOHC化し、385psのパワーに対応したワイドタイヤと、それを収めるブリスターフェンダーを装着した。8月に登場し好評を博したこのミニカー、今回はメルセデスのレースマシンを彷彿させるシルバーをまとってのデリバリーだ。
モディファイの大胆さでは「マイティK」も負けていない。ベースは軽トラだが、オーバーフェンダーやラジエーターが覗くフロントバンパー、ルーフスポイラーなどで武装。海外では個人輸入してイジるマニアも存在するカスタム軽トラを、ホットウィール的に表現したユニークなモデル。赤いボディにサーキットのレイアウトを思わせるグラフィックを施しレーシーさ満点の仕上がりだ。
さらにハイパーカーと最新EVがニューキャストで登場。「ブガッティ・ボリード」は、ブガッティのサーキット専用マシン。英語で“火の球”を意味する車名は、フランス語では速いクルマを意味するスラングでもある。8.0リットルW 16気筒エンジンに4基のターボを装着した1,600psのユニットを、チタンやカーボンで軽量化したボディに搭載。最高速度が500km/h以上とされる、世界最速レベルのICEモデルだ。その複雑な造形を細部まで再現したボディは、ブラックをベースにブガッティらしいフレンチブルーで彩られている。
「ボルボ XC40 リチャージ」は、北欧ブランドの電動コンパクトSUVを大径タイヤ装着のリフトアップ仕様にアレンジ。さらにフロントガードバーや、補助ライトとスキーをマウントしたルーフラックを追加し、アウトドアギア的なカスタマイズを施している。
この他にもアメリカでも正規販売された「2018 ホンダ・シビック・タイプR」、ブラックボディが精悍な「’89 マツダ・サバンナRX-7 FC3S」、西海岸風のライトブルーが鮮やかな「’88 ホンダ CR-X」、991のGT2 RSをベースに製作された「ポルシェ 935」、ハイラックスの北米仕様である「’20 トヨタ・タコマ」、グランドワゴニアのシャシーを用いたピックアップの「’73 ジープJ10」がリリースされる。
ワゴン好き集まれ!羊の皮を被った狼な高性能ワゴンの世界【ホット ワゴン】
リアル志向のモデルを、特定のテーマに沿って集めた「テーマオートモーティブアソート」には、高性能ワゴンを集めた「HOT WAGONS」が登場。古き良き和製ワゴンの「ダットサン・ブルーバード・ワゴン(510)」は白いボディに赤いアクセントとゴールドホイールが鮮烈なコントラストを見せる。俗称“510ブル” としてホットウィールマニアも多いこの1台は争奪戦になること間違いなし。
さらにスーパースポーツ並みの動力性能を誇る「'17 アウディ RS6アバント」は、赤いボディに黒いストライプ、日本でも一世を風靡した「ボルボ 850エステート」や、60’sの空気感漂う「カスタム ’66 GTOワゴン」と「’64 シェビー・ノヴァ・ワゴン」を加えた5台を揃える。
映画『ワイルド・スピード』の女性キャストの名車が勢ぞろい!【WOMEN OF FAST】
ホットウィールと切っても切り離せないのが、映画『ワイルド・スピード』。今回は「WOMEN OF FAST」をテーマに、女性キャラクターの愛車を集めた。日本車では第2作『ワイルド・スピード X2』でスーキーが駆ったピンクの「ホンダ S2000」と第3作『X3 TOKYO DRIFT』でニーラがドライブしたブルー×ブラックの「マツダ RX-8」をセレクト。
アメリカ車では第5作『MEGA MAX』でミアが走らせた「フォード GT40」と第8作『ICE BREAK』でレティがニューヨークを駆け抜けた「カスタム・コルベット・スティングレイクーペ」がラインナップ入り。また「ポルシェ 718ケイマン GT4」は第4作『MAX』に登場した、ジゼルの987型テックアート仕様をモチーフとした。
歴史的な名車が揃う!2パックならではのパッケージもコレクション性が高い【プレミアム2パック】
同メーカーの歴史的モデル2台を組み合わせた「プレミアム2パック」には、3アイテムを設定。サーキットでBMWの強さを印象付けた「’73 BMW 3.0 CSLレースカー/BMW 320 グループ5」は、白いボディにMカラーのストライプが走る。
そしてBMW320グループ5は今回がニューキャストで初登場。BMWファンならずとも、コレクション必至な1台だ。その他のラインナップは、三菱から「三菱 ランサーエボリューションVI/’95 三菱エクリプス」とオーストラリアのホールデンから「’73 ホールデン・モナーロGTS/’77 ホールデン・トラーナA9X」という通好みなチョイスだ。
個性的なオフロードマシンをホットウィール流に再現!【カーカルチャー】
ダイキャストシャシーにリアルライダーと呼ばれるゴムタイヤを組み合わせるプレミアムカー仕様の「カーカルチャー」は、オフロードモデルをフィーチャー。スチールバンパーやグリルガード、補助灯などでクロカン風味を強調した「2005 トヨタ・ランドクルーザー・プラド」は、ニューキャストでのデビュー作。
「1993 メルセデス・ベンツ Gクラス」は、ソフトトップを備える2ドアのショートボディをクロスカントリー仕様にカスタムした。オフローダーの代表格である「レンジローバー・クラシック」やハイラックスサーフの系譜を受け継ぐ「2018 トヨタ4ランナー」、バハ1000などへ出走するためにベルエアをモディファイした「ビッグ・エア・ベルエア」と個性的なモデルが揃った。
最後にそれぞれのアソートの価格をおさらいしよう。オンライン限定の「プレミアムコレクターセット」の価格は4,675円(税込)、毎月豊富な車種展開で楽しみな「ベーシックカー」の価格は各440円(税込)、高性能ワゴンを集めた 「ホットワゴン」価格は各605円(税込)、映画『ワイルド・スピード』の女性キャストが駆る名車を揃えた「WOMEN OF FAST」の価格は各605円(税込)、歴史的な名車2台をセットにした「プレミアム2パック」の価格は各1,760円(税込)、オフロードマシンの揃った「カーカルチャー」の価格は各880円(税込)。
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