コロナ禍をきっかけに、以前よりもウイルスや汚れが気になりはじめ“よく効く”クリーナーや掃除用品を探すようになった、という人は意外に多い。私もそのひとりで、これまで使っていた洗剤を見直すところからスタートした。
◆洗浄力は超強力!家庭用から波及した自動車用ウルトラクリーナー
そんななか、有名トレンド誌で大ヒット商品と紹介されていたリンレイのウルトラハードクリーナー バス用を使ってみて、その別格の洗浄力にドハマり。オレンジの香りが爽やかな、家中の汚れに使えるウルトラオレンジクリーナーも愛用品に加わった。このウルトラハードシリーズで、クルマ用もあればいいのに……。と思っていたら、あった! しかも、カーシャンプーからボディクリーナー、コーティング剤まで多彩に揃っている。これはさっそく試してみたいと、洗車場へ向かったのだった。
今回、洗車するのはボディカラーがブラックのSUV。一見すると、あまり汚れていないように見えて、近づいてよくよく確認すると水アカやウロコ状の汚れがあちこちにある。安易に洗車機にかけたりすると、細かなスジ状の傷もついてしまうし、黒は艶がなくなってくると途端にみすぼらしく見えてくる色でもあるので、なるべく手洗いでやさしく洗いながらガンコな汚れを落とし、艶もキープしたいというのが本音だ。
◆超強力だからこそ使い方が最重要!用途に応じて性能を最大限に発揮する
まずは、ボディ全体に水を吹きかけ、水洗いで落とせるホコリなどを流すところから。その後、「水アカ一発! シャンプー」というカーシャンプーでざっと汚れを落としていく。ホワイト用とダーク&メタリック用があり、今回はボディカラーに合わせてダーク&メタリック用をチョイス。
水に浸したスポンジに直接かけて、泡立ててモコモコにしてから、お肌を洗う時のようにやさしく、くるくるとボディを洗浄。乾ないうちに水で流したら、これだけでもしっかりキレイになったように思えるのだが、よくよく見ると、ボンネット先端などにしつこいウロコ汚れが。
そこで次は、水アカとウロコ汚れだけでなく、ウォータースポットやイオンデポジットまで強力に溶解してくれるという、「ウルトラハードクリーナー 水アカ・ウロコ・ウォータースポット用」にトライ。これはとても強力で手につくとお肌が弱い人は荒れる可能性もあるということで、手袋をしっかりはめてから使ってみる。なんたって、ウロコ除去成分が約140%もアップしているというのだから、期待が高まるというものだ。
でも、準備は手袋をつけるだけで、使い方はカンタン。ウロコ汚れが気になるところにシュッシュと吹きかけて、すぐに乾いた綺麗なウエスなどで拭き取るだけ。その後、水拭きのウエスで洗剤成分をしっかり拭き取って除去すればOKだ。汚れが落としきれない場合はこれを繰り返してくださいと書いてあるが、今回は一度やっただけで、ウロコ汚れはどこかへ消え去っていた。しかも、ボディの艶が一段増した感じさえする。これでノーコンパウンドだからボディにやさしく、たっぷり大容量サイズで全塗装色対応というから、家に数台の愛車がある人でも1本で使いまわせるのが嬉しいところだ。なんだかもっと、いろんなところに吹きかけてみたくなる。普段は見ないようなところまで、汚れを探してしまいそうだ。
◆ガラスもボディもこれ1本!深い艶と撥水力で手軽にガッチリコーティング
さて、ボディがツヤツヤになったら、ガラス面もきれいにしたい。そこで使ってみたのは、「ウルトラハードWコーティング」。これはガラスだけでなくボディやホイールなど、1台まるごとコーティングできる便利なスプレーだ。高撥水成分とディープグロスポリマーのWの効果で、別格の撥水力とリッチで深みのある艶を叶えてくれるという。その撥水効果はボディでなんと4ヶ月、ガラスで2ヶ月も持続するというから、台風など雨の多いこの時期にありがたい製品だ。洗車後の濡れた状態でも使用OKではあるが、乾いたボディとガラスに使用した方がより効果を実感できるとのことなので、乾いた状態で使用した。
容器を10回以上振ってから、ノズル先端をONにして、フロントガラスからシューッと吹き付けていく。塗りすぎはシミやムラの原因になってしまうので、なるべく均等に吹き付けるようにするのがポイントだ。SUVだと、小柄な人は上の方に届きにくいこともあるので、踏み台を用意しておくといいかもしれない。そして50cm×50cmに1回スプレーの目安で吹き付けたら、すぐに液が乾燥する前にきれいなウエスなどで塗り広げる。塗りあとが見えなくなるまで、丁寧に仕上げることも大切だ。
施工したガラスは1時間以上乾燥させるとより綺麗にコーティング効果が定着するという。できれば施行後24時間以上、水に濡らさないようにすると完璧だ。しっかりと定着すれば透明感あるガラスが長期間維持出来るそうだ。素人の私には今の状態でも大満足なのだが、こういう“もっと上を目指す”こともできるのが、プロ仕様の証でもあるのだろう。
「ウルトラハード クリーナー&コーティング ヘッドライトカバー用」も用意されている。強力クリーナー成分が黄ばみやくすみやをごっそり溶かして落とし、その後コーティング液を二度塗りすることで、ヘッドライトの透明感を復活させる。ヘッドライトの明るさは、光量(カンデラ)で約20%アップするというから、驚き。しかも極厚被膜なので耐久性は約2年。我が家にも30年以上前の愛車があるので、次は試してみたいと思っている。
さて、ボディとガラスがビッカビカになったら、あと気になるのは足もと。タイヤとホイールが一気にショボく見えているので、ここで「ウルトラハードクリーナー ホイール&タイヤ用」を投入。これが巷で話題の、茶色の泡が流れ出してくるという、とんでもない洗浄力を持つスプレーだ。なんと、吹き付けて少し待っているだけで、固着した油汚れからブレーキダスト、鉄粉まで浮かせてゴッソリ剥がしてくれるという。これもしっかり手袋をはめてから、いざ、シューッ!
スプレーの液体だとすぐに流れちゃうんじゃないかな、という不安は裏切られ、垂れにくいジェルタイプの泡が、ノズルで狙ったところにちゃんと密着してくれるので、ムラなくサクサクと吹き付けていける。吹き付けていない部分があると洗浄ムラが発生する可能性があるので、ここは焦らず、落ち着いて全体に均一に、薄くムラなくスプレーしたいところだ。そして終わったら、そのまま5分、じっと待つ。5分以上放置してしまうと、タイヤやホイールを傷めてしまうので長くおけばいいってモンでもないことを肝に銘じる。
するとダラダラと出てきたのは、茶色がかった汚れたち。今回のクルマはそんなにタイヤやホイールの汚れはなかったし、国産車だからそれほどブレーキダストも気になっていなかったのに、それでもこんなに出てくるのだからビックリだ。そして5分ジャストで、たっぷりの水を勢いよくかけて洗い流す。うわっ、と声が出そうなほど、ピカピカになっている。残った水分を乾いたウエスでしっかりと拭き取り、ホイールに残っていないことを確認すれば完了だ。
ここまで強力な洗浄成分なので、使い方を間違えるとタイヤやホイールを傷めたり、お肌が荒れたりする可能性があるというのも納得。でも準備をして、指示通りに使えば、こんなにきれいになるんだと改めて感心した。こんなにすごいクリーナーは、今まで出会ったことがなかった。これを一度使ったら、もうほかの製品には戻れない気がしている。
その後、約3ヶ月の高い耐久性で雨や洗車をしても剥がれにくい硬化型シリコーンが採用されている「ウルトラハードコーティング タイヤ用」を吹き付けてみた。薄くムラなくスプレーするのがコツとのこと。また、スプレーした後はホイールに付着した液をしっかりと乾拭きすれば完了だ。これだけで黒光りする新品のようなタイヤに生まれ変わった。
こうしてすべて終えてみると、ぜんぜん汚れてないように見えていたのは大嘘で、ブラックスーツに着替えたように見違えるほど、光り輝く姿にうっとり。本来の美しさを取り戻して、大満足だ。
実は、今回は間に合わなかったのだが、9月に待望の新製品「ウルトラハード2WAYシャンプー」が新発売されるという。これは、プロ推奨の最強カーシャンプーとの呼び声高い、ウルトラハードシリーズの大人気製品の第4弾で、さらに進化が止まらないらしい。
こんなにすごいカーシャンプーをはじめ、ちゃんと使わないと泣きをみることさえあるほど “効きすぎ”な製品が揃う、ウルトラハードシリーズのクルマ用。使い方をしっかり守って、愛車をいつでもパパッと手軽に、プロが洗ってくれたように美しく保ち続けたいものである。
リンレイ ウルトラハードクリーナーのラインナップ詳細はこちら