車内の “ 通信環境 ” はどう築く? その選択肢のすべて解説! | CAR CARE PLUS

車内の “ 通信環境 ” はどう築く? その選択肢のすべて解説!

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カロッツェリア・サイバーナビ AVIC-CQ912ll-DC
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クルマの中でのAVソースの楽しみ方が変化している。当特集では、その最新事情を多角的に分析している。今回は、車内でのネット環境の整え方を解説する。昨今は車内オンライン化のニーズが高まっている。さて、それを実現させるための選択肢とは…

◆車内オンライン化を可能とする選択肢の1つ目は、「スマホのデータ通信の無制限化」!

最近では、車内にてスマホに格納された音楽ストリーミングアプリが活用されたり、スマホをミラーリングさせて映像系コンテンツが楽しまれたりすることが増えている。なおそれらを満喫しようとするのなら、通信環境は整っている方が良い。

では早速、それを実現させる選択肢を1つ1つ説明していこう。最右翼はズバリ、「スマホのデータ通信の無制限化」だ。そうすれば、車内はもちろん、自宅でも外出先でもネットと繋がり放題になる。

ただしそうすると、月々の通信代がある程度高くなる。なので「データ通信の無制限化」に二の足を踏んでいるドライバーも少なくない。

そうであれば、以下の選択肢が候補として浮上する。ここ数年、車内でのオンライン化を可能とするアイテムがいくつのメーカーから発売されている。

まずは、カロッツェリアの『サイバーナビ』が候補になり得る。『サイバーナビ』では、ネットワークスティックを使うことでクルマ用の新通信サービス、「docomo in Car Connect」を利用可能となる。なお『サイバーナビ』は、車内オンライン化を可能とした車載機器の先駆けだ。

◆スタンダードナビの『楽ナビ』でも、車内オンライン化が可能に!

そしてカロッツェリアでは、スタンダードカーナビである『楽ナビ』でも「docomo in Car Connect」の利用を可能としている。

ただし、『サイバーナビ』と『楽ナビ』とでは、「docomo in Car Connect」の利用条件が少々異なる。ハイグレードナビである『サイバーナビ』では使用制限がかからないが、『楽ナビ』では停車中の利用可能時間に制限がかかる。エンジンをスタートさせ走り出すまでは30分間で使用不可となる。また走行した後は、停車してからエンジンをオンにした状態にて60分間が限度となる。

というのも、『楽ナビ』では「docomo in Car Connect」をより気軽に利用できる。ナビその物がよりリーズナブルだからだ。つまり『楽ナビ』にて「docomo in Car Connect」の門戸が広げられた。しかし、フルスペックでの利用はできない。「docomo in Car Connect」の恩恵をより多くのドライバーに提供できた反面、利用制限を設けざるを得なかったというわけだ。

とはいえ走行中の使用制限はないので、ドライブ中に音楽を聴いたりネット動画を楽しむことに不便は出ない。

かくして、オンライン化を欲していて同時にナビの買い替えも視野に入っているのなら、『サイバーナビ』もしくは『楽ナビ』の購入を検討する価値は高い。参考にしてほしい。

◆「車載用Wi-Fiルーター」も、2社から発売中!

またカロッツェリアは、「車載用Wi-Fiルーター」も用意している。ナビの買い替えは考えていないというのなら、これを使うという手もある。

ちなみに当機を使う場合にも、『楽ナビ』と同様の使用制限がかかる。つまりこれもより気軽に「docomo in Car Connect」を利用できるかわりに、フルスペックでの当サービスの利用はできなくなっている。

なお、「docomo in Car Connect」の使用料金は『サイバーナビ』、『楽ナビ』、そして「車載用Wi-Fiルーター」のすべてで共通だ。1日プランで550円、1か月で1650円、1年間で1万3200円だ。この金額で走行中にネットと繋がり放題になるのだから嬉しい限りだ。一般的なモバイルWi-Fiルーターと比べてもかなりリーズナブルだ。

そしてもう1つ、別の選択肢も存在している。慶洋エンジニアリングも「車載用Wi-Fiルーター」を用意している。なお当機はSIMフリータイプだ。通信の契約はユーザーが各自の判断にて好きな内容を選択できる。

なお当機も車載での使用に耐え得るスペックが確保されていて、車内で安心して使用可能だ。その上で、車外でも使える。自宅や外出先でも使えるモバイルWi-Fiルーターを探しているのなら、当機にも注目しよう。

今回は以上だ。次回以降も車内でのエンタメ環境の構築に関する考察を続行する。お楽しみに。

[車内エンタメ充実]車内の“通信環境”はどう築く? その選択肢のすべてを完全解説!

《太田祥三》

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