豊富なカラーバリエーションと高い居住性で東アジアやヨーロッパで近年注目を集めるダチRVのキャンピングトレーラー。代理店のシーライフがALL関東キャンピングカーショー2023の会場で日本初公開した。
公開されたのは、日本に導入された『パンダ』シリーズの3車種の中で、真ん中のサイズの『DT472』というモデル。展示車両は明るいパステル調のブルーだが、ほかにピンクやオレンジ、レッドなど可愛らしいボディカラーを多数用意している。
シャーシはドイツ製で専用特殊鋼を使用し、高い強度と軽さを実現。KNOTT社の専用あくすると走行設備により、安定感のある走りを実現している。最低地上高150mmの低床設計で乗り降りも簡単だ。
ボディは、高度なFRP成形技術によるデザイン性の高さが特徴で。フロントの大型パノラマウインドウは大きな特徴だ。ボディサイズは全長5950mm(車両長4700mm)×全幅2300mm×全高2580mm。室内高は1950mmとヨーロッパのメーカーの同クラスのトレーラーと比べても、やや高めで長身の人でも、圧迫感なく、車内を移動できる。
設備面では、家庭用ルームエアコンや118Lの冷蔵庫、シャワーやシンクに使う清水タンクは120リットルあり、長旅や非常時の緊急避難にもしっかり対応する。ベッドは後方の常設ベッドが2人就寝、フロントのダイネットを展開するとさらに2人寝られる。
シーライフの担当者によれば、ダチRVは中国の自動車メーカーの傘下にあり、大きな工場でのライン作業により、素早く安定した品質で製造ができるのも特徴だという。DTA472の参考価格は359万円。シリーズにはボディサイズが一回り小さな『DT411』と一回り大きな『DT521』も用意されている。