資源エネルギー庁が発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、7月3日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は前週比1.5円高の172.5円で7週連続の値上がりとなった。
レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格が172円を超えるのは2022年7月11日の調査以来、約1年ぶり。経済産業省はガソリン価格を抑えるため2022年から導入していた補助金について、1リットルあたり25円の補助上限額を6月から段階的に引き下げ、9月末で終了すると発表。ガソリン価格は上昇傾向にある。
地域別では北海道が前週比2.4円高の169.7円、東北は1.8円高の171.1円、関東は1.3円高の172.2円、中部は2.3円高の172.3円、近畿は1.3円高の172.0円、中国は1.5円高の171.8円、四国は1.0円高の173.9円、九州沖縄は1.2円高の174.9円。全エリアで値上がりとなった。
ハイオクは前週比1.5円高の183.3円、軽油は1.4円高の152.2円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、7月5日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は162.1円/リットル(前週比+3.0円)、ハイオクは172.9円/リットル(+2.5円)、軽油は136.8円/リットル(+0.4円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
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