資源エネルギー庁が発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、6月12日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は前週比0.6円高の169.3円で4週連続の値上がりとなった。
レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格が169円を超えるのは2022年10月31日の調査以来、7か月半ぶり。経済産業省はガソリン価格を抑えるため2022年から導入していた補助金について、1リットルあたり25円の補助上限額を6月から段階的に引き下げ、9月末で終了すると発表。ガソリン価格は上昇傾向にある。
地域別では北海道が前週比0.1円安の167.0円、東北は0.6円高の167.4円、関東は1.0円高の169.0円、中部は0.2円高の168.6円、近畿は0.1円高の168.3円、中国は0.9円高の168.4円、四国は0.6円高の171.6円、九州沖縄は0.5円高の172.5円だった。
ハイオクは前週比0.5円高の180.0円、軽油は0.6円高の149.2円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、6月14日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は157.8円/リットル(前週比+1.1円)、ハイオクは169.0円/リットル(+0.9円)、軽油は132.9円/リットル(-0.6円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
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