九州エリアを中心に、幅広い自動車アフターマーケット事業者を対象にしたビジネス専門展示会「オートアフターマーケット九州2023」が、11月11日(土)と12日(日)の二日間に渡って、マリンメッセ福岡B館(福岡市博多区)で開催される。
九州エリア最大規模の自動車アフターマーケット向け展示会として定着しており、今回で4回目を迎える。これまでは9月開催だったが、今年は7月に「世界水泳選手権2023福岡大会」が行われる影響から、会期が11月に変更されることとなった。
福岡県に拠点を置く自動車部品商の株式会社ランテル(柳川市/高木英彦代表取締役社長)が中心となるオートアフターマーケット九州実行委員会が主催し、一般社団法人 福岡県自動車整備振興会が協賛。自動車アフターマーケットに関連する様々な商材やサービスの展示をはじめ、専門性の高いセミナーや実演によって、九州エリアに根ざした自動車サービス事業者の情報交流を促進し、自動車アフターマーケットの健全な発展に寄与することを目的に開催される。
昨年10月1日(土)と2日(日)に開催された「オートアフターマーケット九州2022」では、普及が進むEVに焦点をあてた「EVゾーン」が設けられ、株式会社EVモーターズ・ジャパンのEVバスをはじめ、テスラ・モデル3、HYUNDAI・IONIQ5のレンタカー、BYDの電動フォークリフトの展示など、EVビジネスに関連する様々な展示が行われた。TEPCOブランドで多台数対応かつ充電電流の制御(デマンドコントロール)機能がついたEV普通充電器が、自動車アフターマーケットの展示会として初出展となり、大きな注目を集めていた。
また、2021年開催時も大好評だった「ランテル特売コーナー」が拡充され、商用軽バン4台を来場者に直接入札してもらう形で販売。オートアフターマーケット九州2022ならではの企画として、多くの来場者が関心を寄せていた。
このほか、バフ、コンパウンド、ポリッシャーや、自動車専用の光触媒コーティング、ヘッドライト磨き、洗車ジーンズといったカーディテイリング関連の資材・サービスや、電子制御装置整備関連の整備機器を取り扱う事業者なども多く、127社(小間数448)が出展。塗装ブース内での塗装実演や、地域連携の重要性、商用車EV対応などをテーマにしたセミナーもあり、2日間の合計で624社、1,041名が訪れ、活気に満ち溢れた展示会となった。
今年のテーマは「自動車アフターマーケットビジネスの羅針盤」
近年、自動運転やEVに関連する技術開発が進む一方、整備事業者側の先進技術への対応や、人材不足といった課題も浮き彫りになっている。そういった点に着目し、本年11月開催の「オートアフターマーケット九州2023」では『自動車アフターマーケットビジネスの羅針盤』をテーマに掲げる。
自動車整備・流通などのルール改正をはじめ、電子制御装置整備や地域連携、EV対応、今後の自動車整備ビジネスなど、業界関係者向けのセミナープログラムも予定。現在、出展申込み受付中(出展料:1小間2m×2m 税抜50,000円)とのこと。
●開催概要
名称:オートアフターマーケット九州 2023
会期:2023年11月11日(土)~12日(日)
会場:福岡マリンメッセB館(福岡県博多区)
主催:オートアフターマーケット九州実行委員会