マセラティジャパンは、オートモビルカウンシル2023(4月14~16日、幕張メッセ)の「Classic Meets Modern and Future」というテーマに沿って、マセラティのオープントップモデルをフィーチャーし、新旧の2台を展示した。
古いほうは1964年にデビューした『ミストラル・スパイダー』。レーシングスポーツ由来の、ダブルイグニッションの3.5L直6DOHCエンジンを積んだ希少モデルだ。
マセラティの車名では「風」を由来にしたネーミングの伝統がある。『ボーラ』、『ギブリ』、『レヴァンテ』、そして新型SUVの『グレカーレ』も風の名前だ。その風シリーズ第一弾が1963年登場のミストラルとなる。
クーペに遅れること1年、1964年のジュネーブモーターショーでスパイダーは披露された。2シーター・ファストバックボディはミケロッティのデザインでオープンボディ化され、ヴィニャーレによってボディが製造された。エンジンは3.5L(展示車)、3.7L、4.0Lから選択でき、スパイダー全体では124台を生産したとされる。
オートモビルカウンシル2023に展示された新しいオープントップモデルは、日本国内初公開となる『MC20チェロ』。2020年にデビューしたスーパースポーツの「MC20」に開閉式ガラスルーフを備えたオープントップモデルだ。