NEXCO 3社は1月20日、高速道路の深夜割引について、適用時間帯を22時から翌5時へ拡大し、時間内に走行した分のみ3割引とする制度に見直しを図ると発表した。
現行の深夜割引では、ETCを利用して0時から4時に通行する車両の料金が3割引となる。しかし、割引適用時間帯を一瞬でも走行すれば全走行が割引となるため、首都圏や近畿圏の本線料金所等で深夜割引適用待ちの車が滞留するといった問題が起きている。
新たな深夜割引では割引適用時間帯を22時から5時に拡大し、割引適用時間帯に走行した分のみを3割引とする。なお、走行距離については、高速道路内にETC無線通信専用アンテナを設置して算出する。また、割引見直しに伴い、割引対象距離を増大させることを目的とした「速度超過」などを抑止するため、割引対象距離に上限を設ける等の対応も検討する。
NEXCO 3社では、2024年度中を目処に深夜割引を見直す予定であり、具体的な割引の見直し運用開始時期については、改めてアナウンスする。