ナカヨは、スクールバスを運行する幼稚園、保育園、特別支援学校向けのバス乗降・登下校を、リアルタイムにモニタリングするクラウドサービスを提供する。
スクールバス「乗降・登下校モニタリングサービス(仮称)」を、2023年1月から3月中旬にかけて実証実験を実施して検証した後、3月下旬からサービスを開始する。
サービスでは、スクールバスを利用する児童・生徒のリュックに取り付けたバーコード、QRコード、ICなどをバスの乗降時、幼稚園・保育園・学校への登下校時、スマートフォンまたはRFIDリーダーで読み取り、スマートフォンの緯度・経度とともに読み取り情報をクラウドサーバーに送信する。
受信した読み取り情報をデータベース化し、ブラウザ上で児童・生徒一人一人の所在をリアルタイムに閲覧可能とすることで、バスや園内・校内での置き去り防止を図る。受信したデータをチェックし、乗車したが降車していないなどの異常を検知した場合、モニター画面にアラートを表示すると同時に、園・学校にメールで通知する。
今年9月、静岡県牧之原市で、送迎バスに園児が置き去りにされ死亡した事件を受けて、児童置き去りを防止する装置などへの関心が高まっている。