加藤電機は、送迎バスなどでの子どもの置き去り事故防止に役立つ新製品、ホーネット「BS-300S」「BS-500G」を10月7日より発売する。
近年、車内に子どもを残したまま車を離れる置き去り事故が送迎バスなどで相次いで発生している。加藤電機は約30年におよぶカーセキュリティで培ったセンサー技術を応用し、デジタルとアナログを融合した業界初となるカーセキュリティ機能付きの車内置き去り防止システムを開発した。
小さな子どもは座席の下にもぐり込んだり、横たわったりすることも多く、目視での確認が不可欠。ホーネット車内置き去り防止システムはエンジン停止後にブザーを鳴らす。ブザーを解除するためには車両後部に設置する専用リモコンスイッチの操作が必要。運転者らを後部座席まで移動するよう促すことで往復時の目視確認を習慣づけ、ヒューマンエラーを防止するためのアナログ的な安全確保の仕組みを取り入れた。また、車内に超音波センサーや2段階振動センサーを設置。万が一見落とした場合でも、人の動きや振動があればセキュリティアラームが鳴って知らせてる二重の安心機能を搭載している。
上位モデルのBS-500Gでは、アラームに連動した緊急通報メール(最大5か所)を送信できるほか、車内の温度通知やGPSによる位置情報など、車両情報をスマートフォンやパソコンで管理できるデジタルシステムを標準搭載。より一層効果的で確実な車内置き去り防止システムを提供する。
価格はBS-300Sが5万8850円(設置工事費別途)、BS-500Gが8万5800円(初期登録料/1年分の通信利用料金含む、設置工事費別途)。