トヨタファイナンシャルサービスは、トヨタファイナンスと共同で名古屋東部丘陵地域を中心にマルチモーダルモビリティサービスアプリ「my route」を活用した実証実験を9月15日から開始する。
愛知県の「マルチモーダルサービス導入実証事業」を受託した。実証実験では「MaaSによる混雑の分散・回避など新しい生活様式」に対応した地域公共交通の実現」「地域住民や来訪者の円滑かつ効率的な移動」「地域経済の活性化」を目的に実施する。
対象地域の商業施設来訪時やイベント開催時のクーポン配信、観光施設などのスポット情報・周遊ルートの提供、街の活性化に向けた移動したくなるきっかけづくりや、予約・決済サービスを提供する。
また、今回はアプリ内で購入可能なデジタルチケットのラインアップを拡充するほか、リニモ沿線におけるシェアサイクルのポート設置、愛・地球博記念公園を目的地とするパーク&ライド実施など、新たな取り組みも実施する予定。
「my route」は、サービス提供エリアを順次拡大しており、現在全国12エリアで展開している。実証実験の事業終了後、一部のサービスは終了となるが「my route」の基本機能は実証期間以降も愛知県で継続して提供し、サービスを拡充する。
一方、名古屋鉄道が展開しているMaaSアプリ「CentX」と連携を強化、デジタルチケットの相互発売を通じて地域住民や来訪者の円滑、効率的な移動と地域活性化に貢献する。