ホンダは9月6日、電動車に必要なバッテリー用レアメタルの安定調達に向けて、独立系総合商社の阪和興業と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
ホンダは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、2040年には四輪車におけるEV、FCVの販売比率100%を目指しており、2030年までに、グローバルで30機種、年間200万台を超えるEV生産を計画している。
阪和興業では、自動車産業の電動化に対応すべく、プライマリーメタル部門および2021年4月に創設した電池チームがニッケルやコバルト、リチウム等の正極材原料をはじめ、グラファイトやシリコン等の負極材用原料やリチウムイオン電池リサイクル原料など核となる重要資源の取り扱いを拡充してきた。
今回、ホンダは電動化戦略を確実に実行するため、資源調達に強みを持つ阪和興業と戦略的パートナーシップを締結。阪和興業が確保する採掘資源を核に、ニッケル、コバルト、リチウムといったバッテリー用レアメタルの中長期的な安定調達を図る。
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