日産のコンパクトカー『マーチ』が日本市場での販売を終了する。8月に日本向け生産を終了、在庫のみの販売となっている。
初代マーチは1982年の登場。以来、モデルチェンジのスパンが長いことが特徴の車種で、現行は4代目だ。現行は12年のモデルライフで歴代最長となった。この世代から日本向け仕様はタイ工場で生産されている。直近の販売台数は2022年1~6月で4560台、前年同月比92.3%。
初代マーチの発表前に車名が一般公募され、応募ハガキ565万1318通、応募車名26万6458の中から、大来佐武郎(元外務大臣)、森英恵、岡本太郎、竹村健一、中村紘子、黒川紀章、石原裕次郎、松坂慶子、加山雄三、王貞治の各氏で構成される審査委員会が決定した。なおマーチの応募者数は4065名で、車名の応募順位では164位だった。
マーチは欧州で『マイクラ』の車名で販売されていたが、マイクラ現行型は2017年にモデルチェンジされたもので、日本仕様マーチとは別の車種になっている。
日産マーチ初代 1982~1992年
日産マーチ2代目 1992~2002年
日産マーチ3代目 2002~2010年
日産マーチ4代目 2010~2022年