マークラインズは、グローバル市場(14か国)における2022年7月の電気自動車(EV/PHV/FCV)販売月報を発表。16万2000台を販売したBYD(比亜迪汽車)がテスラを抜いてトップとなった。
本レポートは、世界自動車販売台数の約80%をカバーする主要11か国(中国、米国、日本、インド、ドイツ、フランス、ブラジル、英国、韓国、カナダ、イタリア)に北欧3か国(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)を加えた計14か国を対象にグローバル市場における電気自動車の新車販売(商用車を除く、推計値を含む)動向を分析している。
それによると、7月の電気自動車販売台数は前年同月比75.5%増の81万台、前月比は5.2%減となった。全パワートレインに対する電気自動車のシェアは15.9%となり、2020年7月の4.3%から2年で約12ポイント上昇。HV(マイルドHV除く)も4.0%から5.0%に拡大しているが、伸び率は緩やかであり、ここ数か月のシェアは減少している。
7月のメーカー別ランキングは、BYD(比亜迪汽車)が16万2000台でトップに浮上。前月トップだったテスラは7万6000台で2位に転落した。3位はGMで7万1000台(上汽GM五菱を含む)。前月3位にランクインしていたVWはGMの伸び率に追いつけず、一つ順位を下げて4位となった。