警察庁が発表した2022年上半期(1~6月)の交通死者数は前年同期と比べて40人マイナスの1158人だった。9年連続で減少し、統計を公表した1948年以降、最少記録を更新した。
上半期の交通事故件数は前年同期比1.9%減の14万2987件だった。コロナ禍による外出制限が緩和され交通量も回復しているものの、先進運転支援システムの普及が進んでいることもあって交通事故発生件数の減少が続いている。
交通死亡事故件数は同38件マイナスの1133件だった。このうち、人対車両事故が6件増の390件、車両相互事故が36件マイナスの424件、車両単独事故が13件マイナスの301件、列車事故が5件増の18件だった。
交通事故死者数の年齢別では65歳以上が32人減って652人だった。30歳代や40歳代が増加した。
原付以上の運転者が第1当事者の飲酒別死亡事故件数は18件マイナスの54件だった。飲酒あり構成比は5.4%で、前年同期と比べて1.5ポイントダウンした。
都道府県の交通事故死者数では、大阪府が70人でワースト1位、愛知県が69人でワースト2位だった。
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