違いは歴然! 社外シート選びは骨格と用途で[カスタムHOW TO] | CAR CARE PLUS

違いは歴然! 社外シート選びは骨格と用途で[カスタムHOW TO]

特集記事 コラム
違いは歴然! 社外シート選びは骨格と用途で[カスタムHOW TO]
  • 違いは歴然! 社外シート選びは骨格と用途で[カスタムHOW TO]
  • 違いは歴然! 社外シート選びは骨格と用途で[カスタムHOW TO]
  • 違いは歴然! 社外シート選びは骨格と用途で[カスタムHOW TO]
  • 違いは歴然! 社外シート選びは骨格と用途で[カスタムHOW TO]
  • 違いは歴然! 社外シート選びは骨格と用途で[カスタムHOW TO]

愛車と自分を近づけるためのカスタマイズとしてもっともオススメなのがシート交換。ノーマルシートは万人向けですべての人の要望をカバーしているわけではなく、カラダに合ったシートで乗りやすくなる。運転しやすくなる。

◆シートも好みが選べる時代が来ている

600円のラーメンでも麺の硬さや、味の濃さ、油の量が選べる時代になっている。それなのにシートは買ってきたクルマのそのままではもったいない。ノーマルシートでも背もたれの角度と前後位置のほかに、高さや、座面の角度を変えたりできることもある。だが、アフターのシートならそもそもシート自体の大きさもチョイスできる。サーキットを走ったり、峠道を走ることが多いならサイドサポートの大きなバケットシートを選ぶこともできる。より自分の用途とカラダに合ったシートを選べば、格段に運転はしやすくなるし、疲れにくくなる。

◆太っているからバケットシートは入らないはウソ

シートはおおまかに分けると3種類に分かれる。まず、ノーマルシートのようなリクライニングシート。次にレースなどで使われているようなフルバケットシート。これはFRPやカーボンなどでシェルができていて、背もたれの角度を変えることはできない。最初から角度が決まっていて、取り付けるときの角度を変えるしかない。そして、その2つのシートをミックスしたセミバケットシート。これはサイドサポートが立っていて、カラダを支えてくれるが、背もたれの角度も変えられる。

見た目にはバケットシートはいかにも狭そう。たしかに座ると左右のサポートが高く、カラダはホールドされる。しかし、正しい角度にカラダが固定されるので疲れるわけではなく、むしろ疲れにくいことが多い。そして、ぽっちゃり体型の人はバケットシートが合わないようなイメージを受けるが実はあまり関係がない。

シート選びで重要なのは骨格。ぽっちゃりしていても骨格が小さめな人はバケットシートでも全然問題がない。逆に痩せていても骨格が大きな人はバケットシートが窮屈に感じやすい。

女性ドライバーもシート選びが難しい。小柄な女性はバケットシートでもカラダが動いてしまうような人もいて、シートにスポンジを追加したり、BRIDEでは女性向けのタイトなシートを発売しているので、それを選ぶ人もいる。

一方、ある程度骨格がしっかりしている女性の場合、男性よりも骨盤が大きかったりするのでバケットシートが窮屈に感じる人も多い。体型とフィットするシートはあまり関係がないのである。

◆大きさの異なるシートを売っているメーカーもある

BRIDEでは同じ形のバケットシートで、標準モデルとLサイズをラインアップしているモデルもある。180cm・100kgのような男性は多くの場合、Lサイズシートがマッチする。逆に先述のように女性向けの小さなサイズのバケットシートもラインアップ。カラダに合わせて選ぶことができる。

他のメーカーではサイズラインアップはないが、シートのモデルによってスリムな設計だったり、ややワイドな設計なものがあるので、異なるモデルからカラダに合わせて選ぶことができる。

◆セミバケットシートは最強の使い勝手

サイドサポートがありつつ、リクライニングもできるセミバケットシートはもっとも使い勝手が良いモデル。多くのモデルで肩に2つのベルトホールが設けられているので、サーキット走行をするときにはフルハーネスを装着すれば、フルバケット並みのホールド性を確保できる。

BRIDEのセミバケットシートはワンタッチで背もたれを倒せるので、2シーターのクルマで後部座席に乗り込むときにも使いやすい。RECAROではダイヤルを回すタイプなのでちょっと面倒だが、RECARO製で純正シートとしてシビックタイプRなどに供給されていたセミバケットシートでは、ワンタッチで背もたれを起こせるボタンがついていたので、流用して使うのに人気が高い。

◆シートレールとシートは同一メーカー

取り付けに際してはシートとシートレールが統一メーカーでないと車検をパスできない。必ず同じメーカーのレールを使うこと。そして、加工レールなどは使わないこと。過去にはシートポジションを変えるためにシートレールを加工する人もいた。ときには溶接し直して、角度や高さを変更する人もいたが、事故の際に強度がないとシートベルトも無意味になり、カラダごと飛ばされてしまう可能性があるのでシートレールは絶対にメーカー製のものをそのまま使用してもらいたい。


《加茂新》

関連ニュース

特集

page top