パイオニアは、ドライブレコーダーの利用状況に関する調査を実施。記録映像を確認したことがない人のうち、過半数が「方法を知らない」と回答した。
調査は自宅に車を保有する20代~60代の男女を対象に、5月13日から15日および8月20日から22日にインターネットアンケートで実施。1000名から得た有効回答をまとめた。
まず、設置している車載機器について聞いたところ、「カーナビ」が78.5%と最も多く、次いで「ドライブレコーダー」が54.5%、「カーセキュリティ用車載デバイス」が18.8%だった。今後、新規購入、買い替え、買い増ししたい車載機器については、「ドライブレコーダー」が29.1%でトップ。「カーナビ」は10%で2位という結果になった。ドライブレコーダーについては、全世代でより録画範囲の広い機種に替えたいというニーズが高まっているが、360°カメラ搭載機器の保有率は10.4%、車内録画が可能な機器の保有率は6.9%。万が一の際に広範囲を記録できる機能を兼ね備えたドライブレコーダーの普及率は低いようだ。
ドライブレコーダーに関する不安については、「死角があって映っていない」(21.6%)、「いつ・どのように録画されているのかが確認できないこと」(21.0%)、「データの再生方法」(18.4%)、「SDカードの挿入漏れやエラーなどで、録画されないこと」(16.0%)などが上位にランクイン。「あてはまるものはない」(43.5%)と回答した人以外の56.5%が「録画した映像を確実に利用できるか」に不安を抱えていることが分かった。実際、「ドライブレコーダーの記録を確認したことがない」と回答した人のうち、53.2%が「録画映像の確認方法を知らない」と回答。録画映像の確認方法を正しく認識できていないことが分かった。
また、ドライブレコーダーに欲しい機能については、「録画映像をクラウドに保存しスマートフォンで確認」(38.4%)が最も多く、「ドライブレコーダー付属のモニターで確認」(30.4%)、「SDカードで確認」(25.2%)が続いた。これらの結果から、スマートフォンなどで簡単に録画映像を確認でき、いざという時に録り逃しの心配がない、ドライブレコーダーへの需要が見込まれる。