熊本県の山鹿市カルチャースポーツセンター第一駐車場で10月6日、「オールドカーフェスタin山鹿」が行われ、九州各県の旧車やスーパーカーなど約170台が集まった。主催は熊本県自動車整備工業協同組合山鹿支部と熊本県自動車車体整備協同組合山鹿支部。2005年に始まり、山鹿市の産業祭や温泉祭と併催してきたイベント。その後、会場の分散化や慢性的なスタッフ不足などで運営に支障を来していたが、今回は諸事情をクリアして都合10回目の開催にこぎ着けた。会場にはあらかじめエントリーした車両に当日エントリーも加わり、約170台の名車や旧車がずらりと並んだ。参加資格は昭和までに製造された車両と年代と問わない2輪車、スーパーカーなどのスペシャリティカーという幅広いもので、バラエティ豊かな展示内容となった。50年以上乗り続けているというシングルナンバーのいすゞ『ベレット』(1967)、フルノーマルの”ケンメリ”日産『スカイライン』GT-R(1973)、シートなどに新車時のビニールがそのまま残っている日産『セドリック』(1964)などは、いわば”正統派”。”クジラ”の愛称を持つ4代目のトヨタ『クラウン』(1974)にターボチャージャー付きの1JZエンジンに載せ換えた個体や、『セルシオ』のV8を積んだトヨタ『ランドクルーザー』(1975)などもあり、ギャラリーの熱い視線を浴びていた。外国車では、キャデラック『ドゥビルクーペ』(1959)やシボレー『ベルエア』(1957)といったアメ車に、ランボルギーニ『ムルシエラゴ』(2003)や『ディアブロ』(1991)、ポルシェ『911T』(1973)、フェラーリ『テスタロッサ』(1988)などの”スーパーカー”が華を添えた。また、いすゞのボンネットバス『BXD30』(1965)や日野『KB-122』レッカー車(1977)、6人乗りの三菱『キャンター』(1991)など”働く自動車”の姿も。ホンダ『T360』や『バモスホンダ』、スバル『360』、三菱『ミニカ』といった360cc時代の軽自動車たちも元気に自走してきていた。このほか、陸上自衛隊や山鹿警察署、山鹿消防署の車両も参加。整備組合による点検教室やステージ演奏、2輪のトライアル車によるデモラン、石油発動機の運転展示など盛りだくさんの内容で、快晴ともあいまって終日にぎわった。
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