旅行サイト「エアトリ」は、20代~70代の男女772名を対象に「夏休みの自動車トラブル」に関する調査を実施。運転に自信がある人の方が事故を起こしたり巻き込まれやすいことが判明した。夏休みシーズンになると旅行や帰省のために普段は運転しない人もハンドルを握る機会が多くなる。そこで心配になるのが事故や迷惑運転などの「自動車トラブル」。エアトリでは、今までに遭遇した事故やトラブルから夏休みに注意すべきポイントを探した。調査結果によると、運転頻度は「週2~3回以上」が過半数となる59.7%を占めた一方、次に多いのは「月に1回以下」で14.1%どまり。頻繁に運転する人とほとんど運転しない人で二極化していることが分かった。運転の自信については、最も多かったのは「普通」で51.3%、以下、「ややある」(23.4%)、「非常にある」(11.5%)が続き、3人に1人は「自信がある」と回答。一方、自信が「あまりない」「全くない」と回答したのは13.9%に留まり、自信が「非常にある」「ややある」と10ポイント以上の差が出た。自動車事故を起こした割合は、運転に「自信がある」人が56.8%だったのに対し、「自信がない」人は37.1%。また、自動車事故に巻き込まれた割合も「自信がある」人の53.9%に対し、「自信がない」人は37.1%。「自信がある」人の方が事故を起こしたり、巻き込まれたりしていることが分かった。運転への自信から車間を詰めすぎてしまったり、注意を怠ってしまうことにより事故を起こしたり、巻き込まれてしまっていることが想定される。土日祝日など、休日には普段運転をしない人もハンドルを握る機会が増える。そこで、休日に「事故を起こした」「巻き込まれた」経験がある人を対象に、運転の自信の有無を調べたところ、自信が「非常にある」「ややある」人は41.5%だったのに対し、「あまりない」「全くない」人は10.8%と、30ポイント以上の差が出た。休日も事故に遭遇しやすいのは運転に「自信がない」人より「自信がある」人のようだ。事故に遭遇した場所を休みと全日、それぞれで調べたところ、差が出たのが「高速道路」(全日:10.3%、休み:14.8%)と「自宅以外の駐車場」(全日:13.2%、休み:18.2%)となった。高速道路は渋滞によって車間距離が上手く取れなかったことでブレーキが間に合わなかったり、居眠り運転での事故が多いようだ。また、休日は駐車場も混み合うため、接触事故が増えるようだ。他車の運転については、運転をする人のうち91.0%がイラっとした経験があると回答。また、他の車からどんな迷惑を被ったことがあるかとの質問では、1位が「急な車線変更、割り込み」(69.9%)、続いて「ゆっくりすぎる運転」(58.5%)、昨今問題になっている「煽り運転」(43.4%)も3位にランクインし、4割以上の人が経験していることが分かった。1位の「急な車線変更、割り込み」と3位の「煽り運転」は重大な事故につながる可能性も高いため、事前にそのようなシチュエーションに遭遇した場合の対処法をシュミレーションしておくことが重要だ。