埼玉県羽生市のキャッセ羽生駐車場特設会場で5月27日、「昭和平成の軽自動車展示会」が行われ、2ストから4スト、360ccから660ccまでの様々な軽自動車が100台近く集まった。旧車イベントが盛んに開催されるようになった昨今、軽自動車に特化したイベントが少ないことから昨年、この場所で始まったもの。古い軽自動車のオーナー会員を数多く抱える「オール日本ライフクラシックカークラブ」と「日本旧軽車会」(いずれも吉崎勝会長)が全面的にバックアップした。参加資格は戦前車から平成12年(2000年)までに生産された国産軽自動車、2輪車、3輪車(ダイハツ『コペン』とスズキ『カプチーノ』は年式不問)。それに1000cc以下の車両。会場の入口にずらりと並んでいたのはコペン8台。そのすべてがシザードアなどカスタマイズされたもので、カラーも様々。羽生市の”羽”にかけての展示ということで、人目をひく演出となった。スズキの『フロンテ』『フロンテクーペ』『セルボ』も合わせて16台が並んだ。中には、電気自動車に改造されたフロンテクーペや、遠く愛媛県から日数をかけてやってきた2代目フロンテなどの姿も。ホンダ『N360』や『Z』『ライフ』、三菱『ミニカ』『スキッパー』といった懐かしい軽自動車も参加した。また、ダイハツ『ハイゼット』やスズキ『エブリイ』、三菱『ミニキャブ』、スバル『営農サンバー』など、商用車やトラックなども加わり、見ごたえ十分なイベントとなった。日焼けで真っ黒になった吉崎会長は、「小さな車にも情熱を持った人はたくさんいます。日産『スカイラインGT-R』やトヨタ『2000GT』などがいない旧車イベントがあってもいいんじゃないですか。これは庶民的で気取らないイベント。来年は軽自動車だけで200台を目指したいですね」と意気込んでいた。
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