群馬県渋川市にある日帰りの温泉入浴施設「スカイテルメ渋川」で7月15日、「しぶかわ昭和の車展示会inスカイテルメ渋川」が行われ、懐かしい名車や旧車70台が集まった。地域活性化の一環として開催されたもので、今回が初めての試み。自らも1965年式のプリンス『グロリア』を所有する外丸好文実行委員長が中心となり、地元の旧車クラブ「東吾妻昭和の車を愛する会」などが協力して実現した。参加資格は、昭和63年までに生産された国産及び外国製3輪車または4輪自動車。施設のキャパシティの関係で当初は50台の募集だったが参加希望者が多く、最終的には70台の展示となった。群馬県をはじめ関東一円から集まり、関越自動車道を使って新潟方面から参加した車両もあった。4トラックステレオが今も生きている初代日産『シルビア』と斬新(ざんしん)なデザインの2代目、貴重なオートマ仕様でフルノーマルの日産『スカイライン』2000GT-X、後期型の空冷でダミーグリルを装着したスバル『R-2』、ダットサン トラック『520型』のダブルピックアップ、リアエンジンの小型英国車、ヒルマン『インプ』など、レアな個体が目を引いた。昭和製ではないが、ヤマタノオロチにヒントを得たという独特なデザインの光岡『オロチ』も滅多(めった)に見られない車だった。この日は、群馬県立渋川工業高等学校自動車研究部もブースを開いた。自動車産業の多い群馬県らしい自動車科を設置する、特色のある高校だ。同研究部は全国的な強豪で、今年5月に行われた「ワールド・エコノムーブ」(秋田大会)で3位という好成績を収めている。これはEV(電気自動車)で2時間以内にどれだけ長い距離を走行できるかを競う大会で、その参加車両を展示。来場者から様々な質問を受けていた。またNPO法人「ぐんまラリーネットワーク」もイベントに協力。三菱『ランサー』、スバル『インプレッサ』、トヨタ『86』の実戦ラリーカーを並べるなど、ラリー王国・群馬らしい展示となった。
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