NEXCO西日本は、5月8日から11月中旬(予定)まで、中国自動車道一部区間で老朽化した橋梁床版の取り替え工事などを実施するため、昼夜連続対面通行規制を行う。今回の工事は、NEXCO西日本が推進する高速道路リニューアルプロジェクトの一環。同社が管理する高速道路は、開通後約30年が経過した延長が約4割を占めるなど、老朽化が進行している。中でも中国自動車道は厳しい使用環境にさらされていることにより、高速道路本体の変状が顕在化しているため、大規模更新・修繕事業が必要となっている。交通規制を実施する区間は、北房IC~大佐スマートIC、新見IC~東城IC、三次IC~高田IC、吉和IC~六日市ICの4か所。規制には床版取り替え工事のための対面通行規制および対面通行規制の準備・片付けのための昼夜連続車線規制が含まれる。なお、昨年当該区間で実施した工事で渋滞は発生していない。NEXCO西日本では、規制実施区間でトンネル設備点検、道路補修工事および維持作業などを併せて実施することで、交通規制回数の削減に努めるなど、引続き今年度も工事による渋滞を発生させず進めていくとしている。