22日からの降雪の影響で、首都高速の一部通行止めが続いている。25日夜、宮田年耕社長は会見を開き、復旧に時間がかかっていることを謝罪した。「今(通行止めが)残っているところは、雪を溶かし切れなかった区間。高架上の路面の温度は19~20時時点で0度を下回り、雪が氷に変わる対応が不備だった。それを見越した対応に欠けていた」首都高速の通行止めは22日14時6分、横浜北線(横浜港北JCT~新横浜出口)上りで最初に始まって以降、首都高速全長320kmの中の累積約230kmで実施された。25日19時現在、通行止めをした上で除雪作業を行っているのは高速5号池袋(竹橋JCT~美女木JCT)上下、高速埼玉大宮線(美女木JCT~与野)上下、高速埼玉新都心線(与野~さいたま見沼)上下の3区間。5号池袋線は25日中、そのほかについては26日昼頃までの復旧を目指す。すでに再開している区間でも、10時間以上にわたって通行止めが続いた区間が3区間あった。・中央環状線(西新宿JCT~大井JCT)外回り…22日19時30分から約10時間・中央環状線(王子南出口付近~滝乃川付近)外回り…22時16時から約11時間30分・中央環状線(四ツ木出口~小松川付近)内回り…22日20時15分から約11時間「長時間お客様を閉じ込めることになったことを、深くおわび申し上げます」。宮田氏は、今後2週間程度を目途に新たな対策を行い、まだ続くであろう降雪に対して備えることを約束した。